筆記は従来通り口頭試験は「姿勢」が勝負
【 技術士 二次試験対策 】
試験部会で令和8年度試験が明らかに
令和7年11月18日(火曜日)、技術士分科会試験部会(第43回)で令和8年度技術士二次試験の実施に関する配付資料が公開されました(資料はコチラ)。
このニュースが流れるや否や、受験生の間には一気に熱気が広がりました。
「ついに来た!」
「今年はどこが変わるんだ?」
「試験の評価軸が変わるって本当か?」
受験生にとっては、まさに運命を左右する資料。試験制度の根幹に関わる情報が詰まった資料を前に、空気は一気に張り詰めました。筆記試験はどうなる?口頭試験は?受験資格は?――その答えがここにありました。
そして結論から言えば、筆記試験は従来通り、口頭試験は評価軸が刷新。この一点が令和8年度の最大のトピックです。
試験制度の確認と変更点
筆記試験:従来通り
まず安心していただきたいのは、筆記試験は従来通りで変更なしということです。
- 必須科目(40点)
技術部門全般にわたる専門知識・応用能力・問題解決能力・課題遂行能力を問う。 - 選択科目(60点)
選択科目に関する専門知識・応用能力、問題解決能力・課題遂行能力を問う。 - 合計100点満点
つまり、筆記試験は「必須40点+選択60点」のシンプルな構成。ここは従来通りで、受験者は安心して従来の対策を継続できます。
口頭試験:変更あり
令和8年度の最大の変更点はここです。
- 旧評価軸:実務能力+適格性
- 新評価軸:実務能力+取組姿勢
さらに配点が明確化されました。
- 実務能力
- マネジメント・評価(30点)
- コミュニケーション・リーダーシップ(30点)
- 取組姿勢
- 技術者倫理(20点)
- 継続研さん(20点)
合計100点。つまり、「適格性」ではなく「姿勢」を問う試験に進化したのです。
試験スケジュールと申込の流れ
ここからは、受験者が必ず押さえておくべきスケジュールです。
筆記試験
期日: 令和8年7月20日(月)
時間 試験時間は、公益社団法人日本技術士会が受験者に別途通知する。
場所:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香
川県、福岡県及び沖縄県。
口頭試験
期日: 令和8年12月から令和9年1月までの間
場所:東京都 試験会場は、同会が受験者に別途通知
つまり、夏の筆記から年末の口頭まで半年以上の長期戦。受験者は「春に勉強→夏に筆記→秋に準備→冬に面接」という4段階の戦略を立てる必要があります。
合格戦略と具体的対策
筆記試験は従来通りですが、倫理を問う必須科目の要件は少し工夫した方がよさそうです。
- 必須科目(40点)
広さ・体系性・リスク視点を重視。これを合格ラインにもっていかないとすべてが水泡に帰します。 - 選択科目(60点)
深度と応用力が勝負。必須科目との違いに留意し、選択科目の知識を全力で示しましょう。
口頭試験が令和8年度の最大の変更点です。
- 実務能力(マネジメント・評価/コミュニケーション・リーダーシップ)
具体的な事例を数字と規格で語る。 - 取組姿勢(技術者倫理/継続研さん)
倫理的判断や学びの成果を具体的に示す。
「適格性」ではなく「姿勢」を問われるため、単なる知識や経験ではなく、行動と成長の具体的エピソードを準備することが必須です。
結論
- 筆記試験:必須40点+選択60点(合計100点)で従来通り、変更なし
- 口頭試験:評価軸が「適格性」から「取組姿勢」に変更、配点が明確化
令和8年度の対策は、筆記試験は従来通りの準備で、口頭試験は「姿勢」を具体的に語れる準備を徹底することに尽きます。
「技術士試験は知識の試験ではない。知識をどう使い、どう成長し続けるかを問う試験だ。」
令和8年度はまさにそのメッセージが鮮明になった年です。
筆記は「知識と応用力の証明」。
口頭は「姿勢と成長の証明」。
受験者に求められるのは、技術者としての物語を語る力です。
あなたの経験を、数字と制度で裏付け、倫理と学びで彩る――それが合格への最短ルートです。


