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【 テクニック 】

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文章作成のテクニックを紹介!

 論文を作成する際の注意点をご紹介します。私が、文章校正を行う際の注意点です。しっかりと意識づけを行い、つまらないミスを避けましょう。
 また、分かりやすい文章とするための テクニック も注意点を踏まえご紹介します。さらに、メソッドと一緒に身に付ければ、論文がドンドン書けるようになります。

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注意点1:主語を書く

 「主語を書く」との小見出しですが、当たり前じゃないですか!と聞こえてきそうですが、大変重要な事柄なのです。例えば、「渋滞の解消を求められ、交差点改良を行こととなった。」と記載した場合、誰が求めて、誰が交差点改良を行ったのかが判然としません。おそらく、求めたのは”住民”で、対応者は”行政”かなぁと予想することができますが、相手に推察を求める文章は適切とは言えません。しっかりと主語を書いて、明確な内容を心がけましょう。

注意点2:主語述語を正しく使う

 論文を書く上で最初に意識すべきことは、主語述語の関係です。例えば、「住民が、主体となって取り組む必要性が高いです。」との表現は、なんか気持ち悪いですよね。この主語述語だけをみると、「住民が、・・・必要性が高い。」となります。なんのこっちゃ?です。これは、書き始めの段階では、「住民が主体となって取り組む」が正しい主語述語の関係ですが、書いている途中で「取り組みの必要性について」説明したくなってしまい、変な日本語になってしまったという典型例です。
 このおかしな表現は非常に多く見られる現象です。私自身も、このミスを繰り返してきました。言いたいことがいっぱいある時に生じやすい現象です。文章校正の際は、ぜひ主語述語の関係をチェックしてみてください。

注意点3:同じ意味の言葉を並べない

 前項の内容で例を挙げると、「私自身も非常に多くこのミスを繰り返しました。」との表現が問題となります。今、私がこの文章を作成しているときに生じたミスです。これは、頭痛が痛いと同じで、「・・・繰り返しました。」と言っているのですから、「非常に多く」の修飾語は不要です。このように、気づかないうちに重複した意味の言葉を並べてしまいますので、注意が必要です。

注意点4:文章のねじれを避ける

 文章がねじれる状態は、主語述語の関係に似ています。「都市の良好な景観を誘導する計画は、ランドマークや交通結節点など都市のイメージを計画する。」のように、「・・・計画は、・・・計画する。」となってしまっています。もう何が何やらです。そんなことやらないよと思ってしまいますが、書きたいことが溢れたり、焦ったりすることによって生じる現象です。特に、長い文章を書いているとこのミスに陥りやすくなります。



テクニック 1:文章は短く

 注意点で示したように、長い文章だとミスが起こりやすくなります。また、長い文章は、読み手にとっても、理解しづらくなってしまいます。よって、文章は、極力短く書くことを意識しましょう。例えば、「道路事業を進めるために地権者と時間をかけて用地買収交渉したが、先祖由来の土地であることを理由に合意に至らなかった。」という文章を短くすると、「道路事業を進めるため、市は地権者と時間をかけて用地買収交渉を行った。しかし、先祖由来の土地であることから、土地の売買は合意に至らなかった。」となります。短いと読みやすいですよね。
 文章を短くする場合は、接続詞が不可欠となります。このことから、したがって、また、加えて等、多くの接続詞を適切に使用できるようにしておきましょう。

テクニック 2:言い換え

 試験本番で読み返してみると、前述のミスが発見されることがあります。文章の途中で発見しても、後半すべてを消しゴムで消して書き直しなどということは時間的にも、精神的にもできるわけがありません。よって、ミス以降の文章の修正を最小限にするために、言い換えの技術が不可欠となります。例えば、前項の接続詞「したがって」を「よって」に変更、「スキーム」を「計画」に変更など単語を短くして、加筆スペースをつくります(短くなる場合は逆)。この修正技術を高めるため、練習論文でも言い換えを行い校正を進めましょう。

テクニック 3:見出し

 回答文章を作成する時は、ダラダラと書き連ねるのではなく、小見出しをつけながら書きましょう。小見出しをつけ、セクションごとに論点を整理すれば、分かりやすい文章となること間違いなしです。さらに、小見出しにはアンダーラインを引きましょう。パソコンであれば、太字、フォントを変える、着色するなど様々な強調手段がありますが、手書きですからアンダーラインが唯一の強調手段と言えます。受験申込案内には、「(*)透明な直定規(長さ30cm程度まで)は使用できますので必要であれば持参してください。」との記載があります。つまり、評価者もアンダーライン推奨と考えることもできます。

テクニック4:きれいに書く

 これも当たり前ですが、評価者が人である以上、きれいな字には好感が持たれることは否定できません。字が汚いんだよなぁと心配される人もいると思います。丁寧に書くという意識だけを持っていただければと思います。第3者に見てもらって、「読めん・・・」と言われたら、美文字レッスン等を受けて少しでもきれいにしましょう。

テクニック 5:最後に「以上」

 論文の最後には、必ず「以上」を書きましょう。紙の枚数が、決まっているのだから書かなくていいのでは?との疑問もおありでしょうが、書きましょう。以上を記載しないと、これで終わりという意思表示がなく、実は裏面に記述があるかもしれないと邪推される可能性もあります。ここで終わりですよという意思表示をしっかりしましょう。
以上

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