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技術士 二次試験対策 さあ!はじめよう 令和8年度 技術士第二次試験

留意点
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技術士第二次試験実施大綱公開

【 技術士 二次試験対策 】

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日本技術士会にも実施大綱公開

令和8年度の技術士二次試験実施大綱が日本技術士会から公開されました。文科省のホームページではすでに案が示されており、本ブログでも情報提供したところです(過去記事はコチラ)。いよいよスタートといった感じです。

はじめて受験する人は、この技術士第二次試験実施大綱は必読です。何と言っても、技術士第二次試験の試験方法が重要です。ここには、問題の種類(内容)が示されています。しかもこの種類がすなわち採点の視点ということになります。

加えて、採点の視点は技術士コンピテンシーと連動しています。例えば、必須科目Ⅰでは『「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの』と示されています。

例えば、専門知識といった視点はコンピテンシーの専門的学識を、問題解決能力といった視点はコンピテンシーの問題解決を採点されます。よって、この実施大綱と技術士コンピテンシーを一緒に確認すると良いでしょう。

技術士二次試験の基本構造

  • 試験方法:筆記試験と口頭試験の二段階構成。
  • 筆記試験:7月20日(月)に実施。
  • 口頭試験:令和8年12月から翌年1月にかけて実施。
  • 試験科目:21の技術部門に分かれ、必須科目と選択科目から構成。
  • 受験資格:技術士補資格を有し、一定の実務経験年数を満たす者。

これらの形式は従来と大きく変わりませんが、注目すべきは「評価の軸」が新たなコンピテンシーにシフトしている点です。それを証明するように、日本技術士会の「令和8年度 技術士第二次試験の実施について」のページには、「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)改訂への対応について」というファイルがアップロードされています。

技術士に求められるコンピテンシーは、単なる知識や技術力に留まりません。大綱では以下のような能力が強調されています。技術士試験は「知識テスト」ではなく「資質能力テスト」であると言えます。

  • 専門的応用能力:計画、研究、設計、分析、試験、評価などを遂行する力。
  • 総合技術監理能力:技術を社会的・経済的文脈で統合的に管理する力。
  • 倫理性と社会的責任:公共の安全や持続可能性を意識した判断力。
  • コミュニケーション能力:多様なステークホルダーと協働する力。

1. 実務経験の重視
受験資格において、技術士補としての経験年数や監督下での業務経験が厳格に規定されています。これは、単なる学問的知識ではなく、現場で培った応用力を試験で問うためです。

2. 筆記試験の性格
筆記試験は、単なる暗記問題ではなく、課題解決型の論述が中心です。受験者は自身の経験を踏まえ、技術的課題を論理的に整理し、社会的意義を含めて説明することが求められます。

3. 口頭試験の役割
口頭試験は、筆記試験合格者に対して行われ、技術士としての総合的資質を確認する場です。特に、倫理観やコミュニケーション能力が重視され、単なる知識の再確認ではなく「人間としての技術士像」が問われます。

コンピテンシーが根幹になっていることの意味

今回の大綱で最も重要なのは、コンピテンシーが試験の根幹になっていることです。これは、技術士制度が「資格のための試験」から「社会に資する技術者育成の仕組み」へと進化していることを意味します。

  • 受験者にとって:単なる知識習得ではなく、日常業務での資質向上が合格への近道となる。
  • 教育機関にとって:技術者教育のカリキュラムにコンピテンシーを組み込む必要がある。
  • 社会にとって:技術士が公共の安全や持続可能性に責任を持つ存在として機能する。

1. 受験者の準備
受験者は、過去問演習だけでなく、自身の業務経験を体系化し、コンピテンシーに結びつける訓練を行う必要があります。例えば、設計業務を通じて培った「課題解決力」を具体的事例で説明できるようにすることが重要です。

2. 教育機関の対応
大学や企業研修では、従来の知識教育に加え、倫理教育・コミュニケーション教育を強化する必要があります。技術士試験が社会的責任を重視する以上、教育現場もそれに応えるべきです。

3. 技術士会の役割
日本技術士会は、試験制度の運営だけでなく、技術士の社会的地位向上を担っています。今回の大綱はその方向性を示すものであり、今後はさらに国際的な技術者資格との整合性も求められるでしょう。

令和8年度の技術士二次試験実施大綱は、従来の枠組みを維持しつつも、コンピテンシーの変更という大きな転換を示しています。これは、技術士制度が「社会に資する技術者」を育成するための仕組みへと進化している証拠です。

受験者は単なる知識習得にとどまらず、日常業務を通じて資質能力を磨き、それを論理的に表現する力を養う必要があります。教育機関や社会もまた、この方向性に応じた対応を迫られています。

技術士試験は、単なる資格試験ではなく「技術者の社会的責任を確認する場」である。その本質を理解し、令和8年度試験に臨むことが、未来の技術士にとって最大の挑戦であり、成長の機会となるでしょう。

令和8年度試験は、変更したコンピテンシーへの対応を考える必要がありそうです!

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