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技術士 二次試験対策 【口頭試験】FAQページをアップロード第2弾 資格取得関連 想定問答の留意点

口頭試験
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口頭試験のFAQ第2弾

【 技術士 二次試験対策 】

9月に突入し筆記試験の結果発表が日に日に近づいてまいりました。落ち着かないですよねぇ…自信のある人もそうでない人も口頭試験ってどんなことを聞かれるのか気になりますよね。そんなみんさんに口頭試験FAQをお届けいたします。前回の口頭試験FAQ第1弾では、「技術士法関連」を解説しましたが、今回は「技術士資格の取得関連」を見ていきましょう。

技術士資格に関連する想定質問は、あまり数がないので一つずつ解説していきます。回答は、私のケースで設定していますので、みんさんカスタマイズが必要になります。自分なりの答えを用意する際に注意すべき留意点をご案内します。

質問 なぜ技術士資格の取得を目指したのですか。
回答 今後組織内で地位が上がった場合においても、技術力の向上を図ることを意識し、継続した自己研鑽を自身に課したいと考えたからです。

【解説】 資格取得を目指す動機をたずねる設問ですね。バカ正直に答えると「周囲に認められたいから」、「これまでの集大成として」、「会社に取得を勧められたから」などになると思いますが、このような回答はNGです。口頭試験情報の投稿でご紹介したとおり、試問事項別の配点は、以下のとおりです。よって、これらの実務能力・適格性をアピールする回答を用意する必要があります(どんな質問でも同様)。この例では、下線部にある通り「Ⅱ 技術士としての適格性-継続研鑽」をアピールしています。
Ⅰ 技術士としての実務能力
1.コミュニケーション、リーダーシップ 30点満点
2.評価、マネジメント         30点満点
Ⅱ 技術士としての適格性
3.技術者倫理  20点満点
4.継続研鑽   20点満点

質問 あなたは、都市計画関連の経験が少ないようですが、不安はありませんか。
回答 都市計画セクションに所属したことはありませんが、それぞれ所属してきたセクションにおいて、都市計画手法を検討するケースは経験させていただいております。このような場面で、都市計画セクションの職員と対等な議論ができるように、勉強させていただきました。

【解説】 これも直球で回答すると「不安はありません」になります。これでは、アピール力は0点です。ここでも、先に述べたように評価ポイントをアピールしていきます。例示では、対等な議論をできるよう準備してるよということで、コミュニケーション能力のアピール、加えて勉強してるアピールで継続研鑽できる人間であることも示唆していますね。コミュニケーション&継続研鑽のコンボでアピールしています。遠慮はいりません。恥ずかしがる必要もありません。歯の浮くようなセリフでバンバンアピールしましょう。

質問 〇〇の立場にあるあなたに技術士は必要なのですか。
回答 ●●の場面において技術力が求められることから、技術士資格は有効に活かせると考えています。

【解説】 この質問は技術士取得動機に近いですが、「あなたに技術士は必要なのですか。(いらなくない?)」といった否定的な質問です。このような否定的な質問を強い口調で問われ、煽ってくるパターンもあります。決して冷静さを失わず、攻撃的な態度には笑顔で答えてあげましょう!これも、コミュニケーション能力を試されていると考えられます。このような質問をされる場合は、質問者が経歴をみて疑問を感じたからでしょう。よって、業務と受験分野に乖離がある場合や、発注者といった立場である場合など質問されるのではないでしょうか。受験分野が業務に生かされる具体的なケースを例示して、解答すると良いでしょう。この例示も、リーダーシップやコミュニケーション能力が高いことを示唆する例示が望まれます。

質問 技術士を取得したらどうしますか。
回答 技術力を活かした○○の計画立案に携わりたいと考えています。また、自己研鑽に努めるとともに、部下や後輩の指導にも活かしていきたいと考えています。

【解説】 これも、前問と同様に具体的に回答することが求められます。技術士資格が適正に活かされるなぁと質問者に感じてもらえるような場面を用意しましょう。加えて、アピールも忘れてはいけません。ここでも、いやというほど直接的なアピールをしてしまいましょう。この例示では、もう直接、自己研鑽って言ってしまってますね。さらに、部下や後輩の指導といったリーダーシップまでアピールしていますよね。くどいなぁ…、ちょっと鼻につくなぁ…くらいがちょうどよいと思ってください。控えめで奥ゆかしい皆様にとっては苦痛でしょうが、盛大に大げさにアピールです。

質問 あなたの専門分野における課題と将来性について述べてください。
回答 高齢化の進行や人口減少が顕在化する中、行政運営はより困難なものとなります。よって、今後、官民連携事業が確実に拡大・進化していくと考えています。しかし、官民連携事業は、金融、法務、建設など幅広い分野の知識が必要となり、従事できる人材が限られいます。将来は、新しい情報を速やかにキャッチし、私自身の資質の向上に努めるとともに、部下や後輩の育成にも貢献したいと考えています。

【解説】 この質問は、前述の者と比べると異質ですね。今後、解説を予定している「業務内容・経歴関連」の問いに近いです。しかし、「技術士資格の取得関連」に区分したのは、課題や将来性のソリューションとして技術士が役立つことを示す必要があると考えたからです。また、世の中の動向やこれに対応する技術士としてふさわしいコンピテンシーが備わっていることを質問者に示してしまいましょう。例示では、新しい情報キャッチ=継続研鑽、育成=リーダーシップといった評価項目にしっかり寄せているコメントが添えられています。

これらの回答は、アピールがくどいように感じますが、心配はいりません。上記のすべてが質問されるわけではありません。このような質問が来た場合、質問者の意図をすばやく理解し、評価につながるアピールを忘れないでください。

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