PR

技術士 二次試験対策 実践!タスク管理 計画的な行動が勝敗を分ける

メソッド
PR
PR

実効性のある行動計画とは?

【 技術士 二次試験対策 】

PR

試験まであと半年

時間の経過は早いもので、 技術士 二次試験の筆記試験からもう半年が過ぎました。すなわち、令和6年度の筆記試験まであと半年しかないということです。公益財団法人日本技術士会のホームページには、すでに「令和6年度技術士第二次試験の実施について」と題して、試験情報が掲出されています。

まだ時間があるから大丈夫と言ってきましたが、そろそろアクセルを踏み込む時期になってしまいました。業務をこなしながらの半年間というのは、実に短い期間となります。私は、着手が4月から(実際はゴールデンウイークから)でしたので、勉強期間は3か月間程度でした。この期間しかないと、まあ大変な目に遭います。3か月間は、時間さえあれば論文を書きまくるという生活でした。

今なら倍の時間を確保できますので、まだまだ余裕を持って勉強することができます。しかし、勉強するにしても闇雲に進めても効率が悪いです。気ままに勉強するのではなく、計画的に事に当たる方が効果的ですし、焦ることなく安心して取り組めます。そこで、今回紹介したいのは、どのくらいのペースで進めたら良いかということを説明したいと思います。

タスクの洗い出し

まずは、やることを整理しましょう。用意すべきは、合格レベル・・・・・の論文です。用意する論文の数は、必須科目Ⅰから選択科目Ⅲまでの4つを最低でも5セットは必要です。この論文が多ければ多いほど、合格に近づくと思ってください。私は、死にそうになりながら3か月間で8セット用意しました。

タスク① 予想問題作成

過去問を解いて、出題のスタイルを理解することは重要です。しかし、過去問だけではどうしても合格できません。災害関係やインフラメンテナンス関係のように繰り返し出題されるテーマもありますが、ほとんどが初見の問題です。これをバッチリ予想できれば、当日の 難易度 はかなり下がります

このことから、用意する論文が多ければ多いほど有利になるのです。必須科目Ⅰなどは、本サイトでも予想していきますが、選択科目Ⅱは専門性が高いので自分で予想するしかありません。特に、選択科目Ⅱは予想が難しいのでキーワードで幅広く知識を蓄えるなどの対策も必要となります。

必須科目の出題パターンは、①観点と課題→②解決策→③新たなリスク→④要点・留意点となりますので、予想はテーマだけでOKです。テーマは、過去投稿の「令和6年度問題を大予想」でも紹介しましたように、国土形成計画と第六次国土利用計画、担い手の確保、まちづくりGX、流域治水2.0、公共交通のリ・デザインは必ず作成しておきましょう。

タスク② 情報収集

論文は、国の施策をテーマに沿って書くことです。よって、国が何に力を入れて取り組んでいるか把握する必要があります。把握方法は、審議会資料や国の予算所などを見ると良いでしょう。特に、「令和6年度問題を大予想」にある審議会資料は、まとまっているので情報収集に最適です。

情報収集は、論文の骨子を作成するときに同時に行うと良いでしょう(骨子の作成方法はコチラを参考に)。骨子作成と同時並行の方が、飽きずに取り組むことができます。このときは、論文の完成を急がずに、じっくり納得できるまで調べることが大切です。

このタスクをおろそかにすると、応用力や臨機の対応力が身につきません。また、この調査を繰り返すことで、国の施策体系や方針が見えてくるので、自分自身の考えも整理されてきます。ここは、面倒がらずに頑張って取り組みましょう。

タスク③ セルフチェック

肝となるのが「合格レベル」の論文を用意することです。合格レベルに至らない論文をいくつ用意しても無駄です。目標は8セットを用意することではありません。5セットであっても、未熟な論文8セットより有効です。ここで、重要になるのが論文の推敲&添削です。

論文を書き終えたら、必ず自分で文章の推敲を行ってください。自分で推敲を行うことによって、セルフチェック能力を向上させるとともに、第3者の添削後に自分が見落としたミスに気が付くことができます。つまり、PDCAサイクルを回すことができます。これにより、実力がスパイラルアップします。

自分のチェックを入れることで、添削を含め2回遂行されるわけですから、論文完成スピードも倍です。さらに、第3者の添削結果を踏まえ、自分のミスをセルフチェックで修正できるようになるので、さらに論文レベルは上がります。やがて、自分のチェックのみで一定レベルに仕上げることができます。さらには、書きながらミスに気付けるようになりますので、この状態になれば試験当日も実力を発揮できること間違いないでしょう。

論文作成のペース

論文は、4つの論文を1セットとし最低5セットとすると、最低20の論文を用意する必要があります。週に1つの論文を書き上げるペースの場合、4週/月で計算すると5か月かかります。令和6年4月1日(月)から4月15日(月)までが受験申込期間となります。申し込みには、「実務経験証明書」の作成が必要になりますので、3月中旬から4月中旬はこの作成に集中します。

よって、論文1つを週1ペースで書いた場合、6か月間を要します。そうなんです。週1ペースだともう論文を書き始める必要があります!!!

さらに、1つの論文を完成させるためには、①予想問題作成→②情報収集→③論文作成→④推敲→⑤添削→⑥修正→完成と長い工程を経る必要があります。これを1週間でこなすというのは、なかなか難しいですよね。よって、タスク実行のスケジュールが重要になります。

ルーチンワーク

この図のように、グレーの「添削」は他者の行動ですが、それ以外はすべてタスクです。作業が重複しないように設定すると、ほぼ毎日すべきことがあります。添削は第3者要素ですので、少し多めに期間を設定していますが、この添削期間も次の論文作成に当てます。1日の作業量は多くないので、毎日少しずつといったイメージです。

短期集中で実施することも可能ですが、毎日習慣化して取り組む方が身に付きやすいです。みなさん忙しくされていると思いますので、少しの時間で効率よく勉強を進めることをお勧めします。基本的には、ルーチンワークですので、慣れてくるとこれらのタスクは簡単にこなせます。

隙間時間の活用

忙しくて勉強時間なんか取れないよという方は、隙間時間の活用をお勧めします。得にお勧めしているのが「朝活」です。少しだけ会社に行くのを早めて、その時間を勉強時間に当てます。無理しない程度が良いので、15~30分早めくらいで良いと思います。ただし、毎日必ずタスクをこなしましょう。

会社で勉強できない人は、30分早く起きて自宅で勉強しましょう。他にも、昼休みなども勉強時間に活用できます(半年間は外食なし!)。どうしても時間が取れないという人は、週末の午前中は勉強時間にするなど自分でルールを設定し、規律ある行動を6か月間持続させてください。

時間はないわけではありません。時間はつくるものです。どこかに必ず隙間時間はありますので、こじ開けて勉強をねじ込んでください。思いついたときに、「ちょっと勉強するか~」はダメです。5セット以上の合格論文の作成という目標を達成するために、しっかりと自己管理することが大切です。

タイトルとURLをコピーしました