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技術士 二次試験対策 令和7年度予想方法はコレ & 電気電子部門 選択科目Ⅱ

論文添削
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添削LIVE

【 技術士 二次試験対策 】

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どう予想する?

令和6年度建設部門の必須科目は、「国土形成計画」と「DXを活用した災害復興」でした。国土形成計画は、都市及び地方計画では要注意とみなさんに呼びかけていたのですが、まさかの必須科目です。根幹となる計画が策定されたので、時事的には非常に重要です。

このように、専門分野に関する時事的なテーマは、最も重視するエレメントと断定できると思います。さらに、国土形成計画という単発的なテーマに見えますが、「シームレスな連結×持続可能な生活圏の再構築」という複合的テーマであるとも言えます。

一方、DXを活用した災害復興においても、その傾向が顕著です。「DX×災害復興」であり、複合的テーマがトレンドとなっています。この傾向は、今年も続くのではないかと予想しています。必須科目は、建設部門に共通するテーマである必要があり、実は出題範囲は限られていると言えるからです。

これまでは、災害、インフラメンテナンス、産業といった単発的なテーマの取り扱いがほとんどでした。しかし、令和元年の試験方式変更から5巡した段階で、ネタが尽きたのでしょうか上記のような複合的テーマが取り扱われるようになりました。

そうなると、連続で出題された災害関連テーマも出ないだろうと拙速に切り捨てるのは危険と言えます。例えば、グリーンインフラ×防災といったような出題は、十分に考えられます。組み合わせる各要素は、国の予算などから見つけてくると良いでしょう(予算に関する過去記事はコチラ)。

また、令和6年度の問題は、「人員や予算に限りがある」という条件が共通化されています。令和5年度のインフラメンテナンスにもこの条件が示されており、今年もこの条件が付されることが予想されます。よって、省力化・生産性の向上させる手法は必ず身につけておきましょう。

現時点の時事的テーマは、都市緑地法改正に伴う緑の基本方針公表、立地適正化計画10年目、2024問題などがあります。この1月から3月の期間で問題のテーマを検討していくと思いますので、この時期の時事は特に注目すべきでしょう。

今後も委員会の活動などに注意するとともに、建設関連のニュースをしっかりキャッチできるよう、アンテナを高くしておきましょう。

論文

本日の添削LIVEは、令和6年度電気電子部門電力エネルギーシステムの選択科目Ⅱー1&Ⅱー2を一挙公開します。電気電子部門も結局のところ、建設部門と同じで抱えている社会課題を解決するための技術ですから、予想の仕方は同じと言えます。ただし、注目テーマは異なると思いますので、話題になっている技術、制度を洗い出すと良いでしょう。それでは、早速論文を見ていきましょう。

過圧電の種類

技術士 二次試験対策 過電圧の種類1

① 問題では比較は求められていないので、本文及び表の必要性に疑義があります。
② コロンでインデントを合わせていますが、かえって見づらい印象を持ちます(好みかもしれません)。普通に文面で良いと思います。→「雷過電圧の発生要因は、落雷である。その特徴は、・・・」
③ 主語が不明確です。また、箇条書きではないので、極力体言止めは避けましょう(以下同様)。→「その特徴は、非常に高い電圧である。このため、絶縁設計は不可能である。」
④ →「電荷が大量に移動することで発生する」

技術士 二次試験対策 過電圧の種類2

⑤ 過渡とは、物事が新しい方へと移り変わることです。ここで言いたいのは、一時的ですかね。
⑥ これは、発生要因(発生プロセス)ではありませんか。
⑦ 「場合は、・・・場合もある」と場合が続いています。繰り返しにならないような表現とした方がよいでしょう。→「場合は、・・・追加を検討する」

技術士 二次試験対策 過電圧の種類3

⑧ これも発生要因(発生プロセス)ではありませんか。
⑨ これが最大の特徴だと思いますので、最初に書いた方が良いと思います。

ガス絶縁開閉装置を用いた変電所

技術士 二次試験対策 GIS1

① 体言止めは、避けましょう。また、場合分けをしていますが、この条件の要否を検討するのではありませんか。さらに、問われていることは、検討事項なので文末は「検討する」としましょう。→「仮設変電所の要否を検討する。検討に当たっては、対象施設の停電可否を調査する。停電可能な場合・・・」

技術士 二次試験対策 GIS2

② 後述に「工事の可否の確認のため」と目的が述べられていますので、必要性は記述不要でしょう。端的に調査事項及び検討事項を書きましょう。
③ まっすぐ読むと、配置にも工事機器がかかっているように見えます。しかし、この配置は、周辺の空き用地と前述にあるので揚重機の配置ではありませんか。そうであるなら、正確に書きましょう。また、揚重機を設置場所は、周辺の空き用地というと賃借する形になるので、一義的には敷地内ではありませんか。→「搬出入経路となる道路や重機設置場所を調査し、期中遮断機の搬出及びGISの組み立て方法を検討する」

技術士 二次試験対策 GIS3

④ 必要十分な設備更新とは、既設の増強とは、何を流用するのか、すべてが抽象的で何をするのか分かりません。
⑤ 「遮断容量の増強は・・・調査する」となっており、主語述語がおかしいです。また、考慮するのは、調査ではなく検討ではありませんか。→「・・・考慮し検討する」

技術士 二次試験対策 GIS4

⑥ →「検討する」

技術士 二次試験対策 GIS5

⑦ 意図は理解できますが、調査事項というより留意事項として触れた方が良いと思います。

技術士 二次試験対策 GIS6

⑧ まず気になったのは、業務改善手順に当てはめていることです。問われていることは、改善手順ではなく、変電所更新の手順です。例えば、「電気通信施設設計要領 (電気編)」では、負荷容量の算定→受電・配電方式の選定→変圧器容量の算定→・・・といった手順が示されており、このような計画設計手順を示すことが必要ではないでしょうか。
⑨ 記述には留意点や工夫点しかなく、手順がありません。さすがに、見出しの計画段階だけでは、その行動は分かりません。どのようにプロジェクトを進めるのかを書きましょう。
⑩ 記述内容は当たり前すぎます。これらを達成するための方法を書くべきでしょう。
⑪ これらは、施工管理上の留意点であり、電気電子部門電力・エネルギーシステムの専門家としての視点に欠けています。選択科目で専門技術の視点がなければ得点はできません。
⑫ これも一般論です。

技術士 二次試験対策 GIS7

⑬ 相手との関係性は、概略図をもらうにすぎなく、調整と言えるのか疑義があります。
⑭ 説明会をするだけでは、一般論を脱していません。承諾を得るための効果的な方法を書くべきです。
⑮ これも同じですね。リスクの相互理解を深め、信頼関係を構築する活動を具体的に書きましょう。
⑯ 確認という行動が、調整にあたるのか疑義があります。

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