義憤と反駁
【 技術士 二次試験の合間】
世の中って理不尽なこと多いですよね。憤りのたびに、感情を爆発させていては、 技術士 に求めらる品行方正な態度とはいえません(私には品性が備わっておりませんが・・・)。ただし、道理や公益に反することを目にするなど、義憤に駆られたときはどうすればよいのでしょうか。自分自身の義憤を看過することも、技術士の態度とは言えないと考えています。
こんな時、私は、しっかり反駁をすることを心がけています。反論と反駁は、同じような意味ですが、少しだけ異なっています。反論は相手の意見に対して言い返すことですが、反駁は客観性をもった根拠とともに言い返す意味が含まれています。
特に 技術者 は、根拠、理由などを明らかにした上で、主張する必要があります。試験の論文を書く時も同じです。なぜ、その方法が良いと考えたのか、なぜそれを課題と捉えるのか等々、理由もセットで論じる必要があります。これは、技術士試験を突破するテクニックに限らず、社会生活でも大いに役立つ習慣となります。
また、 技術士 の必須科目Ⅰで必ず聞かれるのは、「 技術者 としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。」です。義憤という青臭いことを書きましたが、試験でも倫理観が問われます。これの答えは、どんな問題が来ようとも、以下のような常套句にて回答すると良いと思います。
「常に社会全体における公益を確保する観点を持つ必要がある。常にこれらを意識するよう留意する。」これで最後を締めくくることになります。みなさんも、 技術士 の態度を備え、試験に臨まれることを期待しています。
どうぞ参考にしてください。
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