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技術士 二次試験対策 残すところあと3週間 これからの勉強方法を伝授

コラム
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試験までの過ごし方

【 技術士 二次試験対策 】

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状況に応じた2つの勉強法

残すところあと3週間になりました。時間が経つのは早いですね。緊張感を持って勉強する機会は、人生の中でそんなに多くはありません。この貴重な時間を楽しむように取り組めば、良い結果もついてくると思います。

さて、残りわずかとなったこの期間をどのように過ごすかは、試験結果に大きく影響します。また、この期間の過ごし方は、みなさんの状況に応じて異なりますので、まずは大きく2つのパターンに区分したうえで、これからの勉強方法を説明していきたいと思います。

パターンは以下の2つに区分されます。自分がどちらのパターンに当てはまるのか確認してください。
【パターン①】
練習論文を十分用意できなかった人
目安:必須科目Ⅰ~選択科目Ⅲまでのセットが、5セット未満の人
【パターン②】
練習論文が用意できている人

目安:必須科目Ⅰ~選択科目Ⅲまでのセットが、5セット以上の人

まあ、お察しの通り、パターン②の人の方が合格する可能性は高いです。しかし、みなさんには、それぞれ事情がありますので、パターン①の人も最後まで粘りましょう。

パターン①の勉強法

必須科目の勉強方法

まずは、勉強があまり捗らなかった人向けの勉強法です。最初の行動は課題の整理です。手元にある練習論文を確認してください。何の論文が5つに満たないのかチェックしましょう。不足が必須科目である場合、本サイトに掲載している論文から、ロールモデルを見つけましょう。論文は、添削LIVEから見つけると良いでしょう。

添削LIVEに掲載されている論文のうち、完成を迎えているものは合格レベルにあると思います。これらを参考にすると良いと思います。また、必須科目Ⅰの論文テーマの選定にあたっては、出題予想ランキングを紹介していますので、参考にしてください(ごめんなさい建設部門に限ります)。

不足しているテーマが見つかったら、これを手書きで模写します。この手書き練習は、自分で用意した練習論文も含め行います(最終的に5セットの手書き論文)。模写する際には、自分自身の言葉に替えたり、自分の書きやすい事例に変更するなど推敲をしながら作業することをお勧めします。

この推敲作業を行うことで、自分自身の血肉とすることができます。単なる模写と比べると、頭の入り方が全くと言っていいほど異なります。やはり、考えながら作業することが、重要になります。また、推敲を行うことで、文字数調整が必要になりますので、本番さながらの修正シミュレーションができます。本番の修正の難しさを体感できますよ。

手書き論文が5セット用意できたら、あとは繰り返し読み込みます。必ず一日に一度は、読み返すようにしましょう。読み返しの習慣は、自分が思っている以上の効果を生み出します。問題がちょっと変化しても、理屈ではなく体が憶えているので、文章構成などは特段意識せずとも書き上げることができます。

選択科目の勉強方法

選択科目は、専門分野ごとに異なるので、本サイトの掲載論文だけではどうしても補うことができません(都市及び地方計画なら本サイトの添削LIVEに情報が満載)。そこで、選択科目Ⅱー1は、もう論文を書かなくてもOKです。選択科目Ⅱー1は、論文の構成や分かりやすさというより、必要な情報が記載されているか否かです。

しかし、選択科目Ⅱー1は出題範囲がとても広いので、絞り込むことは容易ではありません。その反面、知ってさえいれば論文を書くことは、難しくはありません。つまり、論文形式で学習するよりもキーワード学習に労力を全振りした方が得策です。

無限に存在するキーワードを全部理解することは、不可能に近いです。そこで重要になるのは、限りある時間の中でキーワードをどうやって増やしていくかです。注目キーワードは、やはり時事関連です。この時事とは、国土交通省がどのようなことに力点を置いて政策を進めているのかといったことにほかなりません。

これは、予算法案審議会・委員会などの資料から読み取ることが可能です(それぞれ過去記事のリンクを貼っておきました)。必須科目と都市及び地方計画を中心とした考察なので、ご自身の専門科目に即したキーワードを収集して見ましょう。

時事関係といっても結構たくさんあるので、時事×得意からスタートさせ徐々に広げていく感じでキーワード増やしていきましょう。キーワードは50個程度は準備しておきたいです。キーワード学習は、概要は当然ですが、特徴、メリット・デメリット、類似制度・施策をまとめておくとよいでしょう。

次は、選択科目Ⅱー2です。これは、論文形式で用意した方が良いでしょう。しかし、テーマを探すのは比較的容易です。選択科目Ⅱー2は、業務の手順を問われます。よって、自分の専門科目に関連するガイドライン・手引きなどのマニュアルを最近出たのもを中心に探します

マニュアル類には、たいてい業務フローや手順が記載されていますので、これらを丸パクリする感じで論文を作成します。下手に自分のオリジナル要素を加える必要はありません。選択科目Ⅱー2も考え方というより、知識を問う問題です。手順を漏れなく書くことが最も重要視されます。

最後は、選択科目Ⅲです。これも、論文形式で用意した方が良いでしょう。上記で集めたキーワードから、論文テーマを設定します。この時、テーマがあまり狭くならないようにしましょう。また、必須科目と選択科目の違いを意識することが重要です。

違いは、必須科目は専門科目に捉われない幅広い知見、選択科目は専門科目に特化した知識といった点です。論文構成は、必須科目とほぼ同じです。ただし、倫理関連の設問が無いので、解決策を一つ増やす、または具体例を細かく書くといったイメージで構成すると良いでしょう。

このように、論文が少ない人は、選択科目Ⅱー2、選択科目Ⅲを準備しましょう。あとは、模写とキーワード学習です。これから、急に仕事が忙しくなセったり、体調を崩して勉強ができなくなったりと不測の事態を想定し、論文はバランスよく準備していきましょう。つまり、必須科目Ⅰ~選択科目Ⅲまでの1セットを用意したら、次の1セットといった具合に偏りをなくすよう取り組みましょう。

パターン②の勉強法

パターン②は、論文が大体用意できている人向けです。この時期に論文を増やしても構いませんが、ほどほどにしましょう。やるべきことは、これまで書き上げてきた論文を自分自身に定着させることです。これは、知識に限らず、文章構成、施策相互の関連性、重複表現や主語述語などの注意事項の確認(自分の悪癖の確認)などを指します。

このような勉強方法は、パターン①の必須科目Ⅰと同じです。これまで書いてきた論文を模写するとともに、隙間時間に繰り返し読むことです。試験当日は、頭で考えるのではなく、脊髄反射です。多くを積み重ねてきたみんさんの場合、おそらくバッチリではなくとも、類似の問題が出題されることが予想されます。当日、注意することは、自分の用意した問題のどこを修正するかといった点を中心に思考を巡らせてください。

模写や読み返す時は、完璧だと考えずにどこか間違いがあるはずだという気持ちを持ちながら取り組むと良いでしょう。これにより、集中して読めますし、応用力、修正力も高めることができます。書き写しの際、漢字間違いは特に注意が必要です。とにもかくにも、読みまくれ~、書きまくれ~といった極めて単純な勉強方法です。

しかし、この単純な勉強方法に加え、合格の確率をさらに高めるために、キーワード学習は続けましょう。選択科目Ⅱー1は予想が非常に難しいので、ギリギリまで知識を広げましょう。この段階では、あらかたキーワード抽出は終わっていると思います。

キーワード自体を増やすことも大切ですが、最近のⅡー1の傾向は○○について述べ、○○の措置について述べよ、仕組み・制限など施策の特徴を述べよ、といった具合に概要だけでなく、少し掘り下げて聞いてくるので、先に述べたように特徴、メリット・デメリット、類似制度・施策といった内容の充実も大切です。

無理をしない

最後は、姿勢の話になってしまいますが、今置かれている状況は人それぞれです。どんな状況にあっても焦ってはいけません。焦ると何も頭に入ってきませんし、ミスも増えますので、言いことなしです。冒頭に申し上げたように、この貴重な時間を楽しむことが大切な理由は、ここにもあります。

また、最近の気候は、暑くなったり、寒くなったりと体調を崩しやすいです。体調不良で、受験できないとなれば、悔やんでも悔やみきれません。どうか無理をせず、万全の態勢で試験を迎えられるよう自己管理を徹底しましょう。

技術士になった自分を想像し、がむしゃらにかつ無理をせず全身全霊をもって、この3週間を過ごしましょう。これまでの努力を無駄にしないためにも、気を抜かずに一緒に頑張りましょう!

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