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技術士 二次試験対策 令和6年度の予想問題(都市及び地方計画Ⅱー2・Ⅲ) 答え合わせ 第3弾

コラム
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答え合わせ最終回

【 技術士 二次試験対策 】

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都市及び地方計画の選択科目Ⅱー2

技術士 二次試験対策 令和6年度 選択科目Ⅱー2 予想テーマ

まずは、選択科目Ⅱー2の予想テーマを振り返ってみましょう。過去問の傾向から、カテゴリーは主に3つに区分されます。1つ目は王道の「まちづくり」、2つは「集約・再編」、3つ目は「民活」になります。これらのカテゴリーは、社会背景が色濃く反映しています。選択科目は、業務手順を問う問題なので、普段の業務が出題されると楽勝になります。しかし、やったことのない業務が出題されると手に負えないという代物です。

予想についてはカテゴリーに基づいて、合計13のテーマを設定しています。これも選択科目Ⅱー1同様に当てに行っている感が否めません・・・これだけ設定すればどれかには、当たるだろうという考えが透けて見えます。それでは、結果を見てみましょう。

技術士 二次試験対策 令和6年度 選択科目Ⅱー2 出題テーマ

最初に出題されたのは、「小さな土地区画整理事業」です。これまでに、スポンジ化対策としてこの小さな区画整理は形を変え幾度も登場していました。しかし、ここに来てどストライクの問題となって出題されました。もう、いい加減でないだろうという先入観にまたしてもやられてしまいました。

この結果から学べることは一つです。「過去問を解きましょう」ということではないでしょうか。また、王道の市街地整備手法に加え、集約再編手法は頭の中に叩き込むべきとも言えます。これは、当てることができたのではないかという思いが強く、何だか申し訳ない気がしています。

次は、王道のまちづくりからの出題を見てみましょう。まちづくりと言っても、公園整備に関するテーマであり、都市及び地方計画で一つの都市施設の整備を問われることは珍しいと思います。しかし、重要なのは、防災・・公園というところなのでしょうね。

予想では、必須科目では災害関係が昨年出題されたことから、今年は出ないと考えていました。しかし、能登半島地震が発生し、その注目度は一気に高まったことを踏まえ、選択科目で災害関係が問われると確信していました。

予想に反し必須科目で災害関係が出題され、さらに選択科目でも防災関係が出題されています。令和6年度は、まさに防災強しの印象があります。予想では、都市及び地方計画なのでまちづくりを軸足において予想していますが、一つの都市施設の整備という観点は持てませんでした。

しかし、グリーンインフラや復興まちづくりなどを勉強していれば、調査すべき項目や検討手順などは類似していますので、みなさんがなんとか乗り切ったことを祈るばかりです。都市及び地方計画は、本当に公園ジャンルが多く出題されますね。きっと、問題作成者の一人に公園の専門家がいるのでしょうね。

都市及び地方計画の選択科目Ⅲ

技術士 二次試験対策 令和6年度 選択科目Ⅲ 予想テーマ

続いては、選択科目Ⅲをみてみましょう。これも選択科目Ⅱと同様、過去問の傾向から、カテゴリーを3つに区分しています。1つ目は王道の「条件付きのまちづくり」、2つは「まちづくりの再編」、3つ目は「民間ストック活用」になります。これらのカテゴリーは、概ね選択科目Ⅱー2と類似しているのが分かると思います。まあ、社会背景は同じですから、トレンドも類似するのは当たり前ですよね。

問題の形式は、必須科目とほぼ同じです。予想をざっと見渡すと、「デジタル技術を活用したまちづくり」や「民間投資による良質な都市緑地の確保」などすでに必須科目や選択科目で出題されているテーマが散見されます。全体としてみれば当たっているのでしょうが、選択科目Ⅲとして考えた場合、嫌な予感がします。それでは、結果を見てみましょう。

技術士 二次試験対策 令和6年度 選択科目Ⅲ 予想テーマ

最初のテーマは、オーバーツーリズムです。ここにいましたか「観光」君・・・2年前から推していた観光がついに出題されましたが、選択科目Ⅲでの出題なんですね。しかも、観光振興ではなく顕在化しているオーバーツーリズムという社会問題をフィーチャーしています。

災害もそうですが、時事問題が出題される傾向は極めて高いといえます。勝利への方程式には、この時事が強い影響因数なのです。よって、委員会の議論を確認、予算の傾向などトレンドを把握するための勉強は今後も同様に行っていくべきでしょう。

もう一つは、密集市街地の改善促進です。これも地震や火災といった災害関係が問題の背景に記されており、もう防災一色と言った感じです。テーマも未収市街地の改善といえば、昔からあるテーマで特に条件設定もないとなれば、ある程度がば広い解答を受け止めてくれる問題と言えます。

やはり、選択科目の予想は難しいですね。山勘に頼ることなく、各ジャンルを漏れなく勉強して応用力を高めることが重要だと思います。来年度は、試験制度が改正される周期になりますので、これまでの対策を含め、新たな予想を立てる必要がありそうです。さあ、一緒に頑張りましょう。

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