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技術士 二次試験対策 必須科目の設問(4)を改訂コンピテンシーにジャストフィット

テクニック
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「技術者倫理・社会の持続性」を徹底解説

【 技術士 二次試験対策 】

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― 必須科目Ⅰ(建設部門)設問(4)を攻略する ―

令和8年度から技術士第二次試験は、改訂コンピテンシーに基づく新しい評価体系へ移行します。前回の記事(前回の記事はコチラ)では、選択科目Ⅱー2の対応方法を書きましたが、今回は必須科目Ⅰの設問(4)「技術者倫理・社会の持続性」を考えます。

特に「技術者倫理」は大幅に強化され、従来の「安全・健康・福利」だけでなく、

  • 社会・経済・環境への影響の予見
  • 次世代にわたる持続可能な成果
  • 文化的価値の尊重
  • 包摂的コミュニケーション
  • ステークホルダーとの協働

といった要素が明確に追加されました。この改訂は、建設業が直面する「担い手不足」「働き方改革」「災害対応」「環境負荷」といった複合課題に対応するためのものです。

設問(4)は「改訂コンピテンシーの理解度」を問う最重要問題

設問(4)は次のように問われます。

前問(1)〜(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から述べよ。

つまり、

  • みなさんが抽出した技術課題
  • みなさんが示した解決策
  • みなさんが挙げた懸念事項

これらを 倫理・持続性の観点からどう扱うか を問う問題です。関連のないことを書いてもダメですよ。よく自分の書いたこれまでの内容とにらめっこしてください。

改訂版では、次のように明記されています。

「社会・経済・環境に対する影響を予見し、次世代にわたる社会の持続可能な成果の達成を目指す」

さらに、

「文化的価値を尊重する」

という新しい要素が追加されました。建設業は地域文化・景観・歴史と密接に関わるため、この視点は非常に重要です。

設問(4)を書くための5つの視点

① 公衆の安全・健康・福利の確保
建設業は「地域の守り手」。災害対応・インフラ維持管理・労働安全など、安全最優先の姿勢を示す必要があります。

② 社会・経済・環境の持続性
LCC・LCA、CO₂削減、資源循環、働き方改革など、持続可能性に資する技術的判断を示す。

③ 文化的価値の尊重(改訂で追加)
景観、歴史資産、伝統工法など、地域文化を尊重する姿勢を書く。

④ ステークホルダーとの協働・包摂的コミュニケーション
住民、行政、施工者、若手技術者、外国人材など、多様な関係者と協働する姿勢を示す。

⑤ 法令遵守・説明責任
担い手3法改正を踏まえ、適正な工期・積算・契約を遵守し、透明性の高い説明責任を果たす。

必勝パターン

王道パターン

ポイント① 公衆の安全・健康・福利の確保
建設業は社会基盤の安全性を担保する責務を負うため、技術者は安全性を最優先に判断し、施工計画・維持管理・災害対応において合理的なリスク低減策を講じる。

ポイント② 社会・経済・環境の持続性
資材高騰・労働力不足・環境負荷など複合課題に対し、LCC・LCAを踏まえた長寿命化、ICT施工による生産性向上、CO₂削減など、持続可能な社会に資する技術選択を行う。

ポイント③ 文化的価値の尊重
地域固有の景観・歴史・文化資源を尊重し、設計・施工に反映する姿勢を持つ。

ポイント④ ステークホルダーとの協働
住民・行政・施工者・若手技術者など多様な関係者と協働し、包摂的なコミュニケーションを通じて合意形成を図る。

⑤ 法令遵守・説明責任
担い手3法改正を踏まえ、適正な工期・積算・契約を遵守し、透明性の高い説明責任を果たす。

【王道パターン】
倫理の観点からは、公衆の安全・健康・福利を最優先に、合理的なリスク低減策を講じ、文化的価値を尊重しつつ多様な関係者と包摂的に協働する姿勢が要件である。社会の持続性の観点からは、LCC・LCAを踏まえた長寿命化、ICT施工による生産性向上、CO₂削減、適正な工期・契約の遵守など、持続可能な社会に資する技術選択と説明責任が要件である。

DX・ICTパターン

ポイント① 安全最優先のデジタル活用
ICT施工・BIM/CIM・センシング技術を活用し、施工時・維持管理時のリスクを可視化し、安全性を高める。

ポイント② 持続可能性とデータ活用
LCAデータ、CO₂排出量データ、施工実績データを活用し、環境負荷の低い施工方法を選択する。

ポイント③ 文化的価値のデジタルアーカイブ
歴史的構造物や景観を3Dモデル化し、文化的価値を保全しつつ施工計画に反映する。

ポイント④ 包摂的コミュニケーション
デジタルツールを活用し、住民説明会や合意形成を効率化し、多様な関係者の意見を反映する。

ポイント⑤ 法令遵守とデジタル透明性
電子契約・電子積算・電子監査を活用し、透明性の高い業務遂行を実現する。

【DX・ICTパターン】
倫理の観点からは、ICT施工・BIM/CIM・センシング技術を活用して安全性を可視化し、文化的価値をデジタルに保全しつつ、多様な関係者と包摂的に協働する姿勢が要件である。社会の持続性の観点からは、LCAデータ等を活用した環境負荷低減、電子契約等による透明性向上、データに基づく合理的な施工方法の選択など、持続可能な社会を支えるデジタル活用が要件である。

地域の守り手パターン

ポイント① 地域の安全確保
地域の守り手として、災害時の初動対応能力を維持し、平時から防災・減災に資する技術を蓄積する。

② 地域経済と環境の持続性
地域企業の育成、地産地消、環境配慮型施工を推進し、地域の持続性に寄与する。

③ 文化的価値の保全
地域の伝統工法や景観を尊重し、地域文化の継承に貢献する。

④ 地域住民との協働
住民説明、地域連携、防災訓練などを通じて、地域との信頼関係を構築する。

⑤ 法令遵守と地域への説明責任
担い手3法改正を踏まえ、適正な工期・契約を遵守し、地域住民に対して透明性のある説明を行う。

【地域の守り手パターン】
倫理の観点からは、地域の守り手として災害時の初動対応能力を維持し、地域文化や景観を尊重しつつ住民と協働する姿勢が要件である。社会の持続性の観点からは、地産地消や地域企業の育成、環境配慮型施工の推進、適正な工期・契約の遵守、透明性ある説明責任など、地域経済と環境の持続性を高める取り組みが要件である。

設問(4)は「技術者としての姿勢」を問う問題

設問(4)は、技術者としての価値観・判断基準・行動原則を問う問題です。改訂コンピテンシーを踏まえれば、次のような姿勢が求められます。

  • 安全最優先
  • 持続可能性の追求
  • 文化的価値の尊重
  • 多様な関係者との協働
  • 法令遵守と説明責任

これらを、みんさんが示した技術課題・解決策に紐づけて書くことが合格の鍵です。パターンを上手に組み合わせたり、課題・解決策の話題に近いパターンを選んだりと工夫してください。上記のパターンを活用する際には、前述のキーワードを忍ばせればもう完璧です!

これで、改訂コンピテンシーは攻略できるようと思います。お試しあれ~

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