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技術士 建設部門 令和6年度の予想問題 答え合わせと大反省会を開催 第1弾

論文添削
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必須科目Ⅰ予想的中か!?

【 技術士 二次試験対策 】

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令和6年度問題公開&復元論文

先日、ついに令和6年度の問題がすべて公開されましたね(過去問はコチラ)。まだ、全然見れていないですですけど、今後ゆっくりと研究・分析していきたいと思います。問題のチェックとともに、みなさんは論文の復元はもう終わっていますよね。

この令和6年度の問題公開を契機に、一度ご自身の専門分野の過去問を眺めてみることをお勧めします。問題の傾向を自分でつかめば、練習論文でどのようなテーマを用意すればよいのか分かります。今年度の建設部門の必須科目は、複合的な問いでした。よって、様々な練習問題を用意し、その要素を組み替えて再構築するといった対策が必要となります。

また、当然ですが復元論文の作成は、全員必須です。筆記試験をパスした人は、口頭試験で筆記試験の内容を聞かれます。解決策の内容を突っ込まれたり、課題の内容なども詳しく効かれる場合もあると思います。口頭試験に向けては、関連事項を掘り下げ調べる、知識を補強するなど復元論文を起点とした対策が不可欠です。

残念な結果になった人においても、復元論文を分析し改善すべき点を明確にすることができます。弱点さえ分かれば、改善することは容易です。この行動が、次回の試験に良い結果をもたらすことは言うまでもありません。

そこで、お勧めするのは、復元論文の添削です。自分の論文の弱みを把握すれば、口頭試験対策の材料になります。また、次回チャレンジの場合は、弱点克服の大チャンスです。ぜひ、復元論文を完璧な論文に仕上げ、次回の対策につなげましょう。

復元論文という、貴重な資産を有効活用しましょう。

予想的中の結果を発表

技術士 二次試験対策 R6出題予想ランキング

働き方改革>>>GX>>>>>観光>>デジタル技術>震災復興>流域治水>二地域居住>ストック効果>再エネ=ネイチャーポジティブ

今回の予想は、かなり自信を持ってお届けしたのですが、見事な外しっぷりです。第4位のデジタル技術の活用がわずかにかする程度でした。第5位には震災復興がありますので、この第4位と第5位の合体問題など思いもよらない結果でした。

一方、国土形成計画は、ランキング外という不甲斐なさです。もちろん、国土形成計画が重要である旨は再三再四お伝えしてきましたが、正直なところ「都市及び地方計画」の選択科目のいずれかで出題されるもの確信しておりました。国土形成計画は、「都市及び地方計画」を生業としている者のバイブルと言えるような存在だからです。

このような専門性が高いものは、必須科目には出題されないだろうという先入観が、予想を鈍らせてしまった要因だと思っています。国土形成計画は、建設分野の技術者全員にとって重要ということですね。考えを改めます…

第1位 持続可能な建設業・働き方改革について

では、持続可能な建設業・働き方改革は、全くのはずれなのかというとそんなこともないと考えています。令和6年度建設部門の必須科目Ⅰは、ある特徴を持っています。それは、「シームレスな拠点連結型国土」と「災害復旧におけるDX」の両方の問題に共通して示されている条件です。

その条件は、「投入できる人員や予算に限りがあることを前提に」というものです。つまり、省人化、省力化、効率性・生産性の向上といった視点と言い換えることができます。これらの要素は、働き方改革を実現するための要素と同じです。ちょっと、言い訳がましいですかね。言い訳と断罪するのは、ちょっと待ってください。

この条件は、共通しているということを踏まえると、来年度以降も条件化される可能性があります。一朝一夕には、投入できる人員や予算に限りがあることは解消されません。そうなると、常態化する可能性は否定できません。そういう意味では、令和6年度予想第1位は、これからの試験対策においても重要なテーマであり続けるという可能性を秘めています。

第2位 まちづくりGXについて

まちづくりGXは、すべての科目に共通する良トピックだったんですがねぇ。能登半島地震と国土形成計画の閣議決定というパンチ力のある時事に影を潜めてしまいました。やはり、出題は傾向は、時事問題に要注意ということがはっきりしました。もう迷わない!!!おそらくは年度末までの出来事が対象になると思いますので、ギリギリまで分からないですね・・・

必須科目Ⅰでは、かすりもしなかったGXですが、鋼構造及びコンクリートの選択科目Ⅲで「カーボンニュートラル」が出題されています。重要なトピックなので、出題されないわけがないのですが、どこで取り扱われるかは、天のみぞ知るということです。

やはり、勉強方法としては、最低でも異なる5つのテーマを用意することが肝心です。5つ以上のテーマを用意しておけば、複合問題、ちょっと外してきた問題など、予想が外れてもあわてることはないでしょう。課題や解決策は、用意した論文の中に必ず活用できる素材があるはずです。

今回の問題で言えば、まちづくりGXの要素は「シームレスな拠点連結型国土」で応用できるものが多くあったはずです。また、GXの解決策には、DXに関連するものもあったのではないでしょうか。そうなれば、「災害復旧におけるDX」にも対応しやすかったと思います。

このように、用意した論文にある素材を活用し、出題テーマに即した内容に再構築するというスキルを身に付ければOKということになります。この再構築を行うためには、課題や解決策で用いた素材をしっかり理解する必要があります。

第3位 観光について

観光については、コロナ5類移行によって時事的にも注目度が高いと考えていたのですが、必須科目Ⅰでの出題はありませんでした。これもGXと同様に強力な時事を背景としている2つのトピックに後塵を拝した形なのでしょう。

しかし、都市及び地方計画の選択科目Ⅲで、オーバーツーリズムをテーマにして出題されていました。オーバーツーリズムという観光でも限定した話題なので、少し書きづらい印象があります。観光客の分散を目的に地方創生などを語るとばっちりですよね。書き方はともかく、予想を外した事実をしっかり受け止め対策が必要です。

傾向は合っているのですが、どこに出現するかといったところが今後の課題ですね。傾向はやはり「時事問題が出る」なので、注目されているトピックは隙なく取り組むという最もスタンダードな方法が必勝法なのでしょうね。合格を必ず達成するには、近道はなしといったところでしょう。

第4位 生産性が向上する新技術(デジタル技術)の活用

ようやく半分が的中したといったところです。全て「はずれ」という事態だけは避けられたようです。しかし、大手を振って喜ぶわけにはいきません。トップ3は盛大に外し、第4位が当たったと言っても、半分しか当たっていないと言えます。

当たったと言っている「災害復旧におけるDX」については、主要テーマは災害復旧・復興ですからね。DXは手段に過ぎません。このように、デジタル技術は、多くの社会問題を解決する上での重要な手段であり、多くのテーマの解決策としてみなさん記述したのではないでしょうか。

予想としては、不甲斐ない結果ですが、きちんと準備した人は勉強してきた中で習得した素材を使えば、比較的容易に解答できたのではないでしょうか。あとは、きちんとテーマにそって再構築できるかがポイントになります、

今後も、デジタル技術の活用は、解決策の主要な要素となることは間違いありません。土木技術者は、デジタル技術が苦手な人も多いと思いますが、毛嫌いせずアンテナを高くしてデジタル技術の情報をキャッチしましょう(試験対策に限らずです!)。

結果発表!!!

技術士 二次試験対策 令和6年度予想 結果発表

第1位 持続可能な建設業、働き方改革
結果:×
備考:出題されないものの、新たな条件として「投入できる人員や予算に限りがあることを前提に」働き方改革の背景が記載されました。

第2位 まちづくりGX
結果:△
備考:鋼構造及びコンクリートの選択科目Ⅲで「カーボンニュートラル」が出題されました。

第3位 観光
結果:△
備考:都市及び地方計画の選択科目Ⅲで「オーバーツーリズム」が出題されました。

第4位 生産性が向上する新技術(デジタル技術)の活用
結果:〇
備考:当たるも「災害復旧におけるDX」というテーマでした。

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