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技術士 二次試験対策 令和7年度 技術士筆記試験結果を読み解く

コラム
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筆記試験の合格率が発表されています

【 技術士 二次試験対策 】

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令和7年度の合格率

  • 受験申込者数は 30,700名(前年29,846名)と微増
  • 実際の受験者は 24,135名(前年23,043名)
  • 筆記試験合格者は 2,957名(前年2,565名)
  • 合格率は 12.3% と前年の11.1%から上昇

技術士第二次試験といえば「難関資格」の代名詞。毎年、全国の技術者たちが挑む知の格闘技です。今年度(令和7年度)は受験申込者が 30,700名。前年より少し増えました。試験会場は人であふれ、鉛筆の音が一斉に響く様子は、まさに壮観だったことでしょう。

さて、ここからが注目ポイント。受験者が増えたにもかかわらず、合格率は 11.1% → 12.3% に上昇しました。通常なら挑戦者が増えれば合格率は下がるものですが、今年は逆の結果。試験そのものが少し落ち着いたのか、あるいは受験者の準備が一段と整ってきたのか。数字はその変化を淡々と語っています。

建設部門のポイント

建設部門は受験者数が圧倒的に多く(14,094名)、合格率は9.8%。前年の9.1%より微増しています。他の部門は10%以上がほとんどです。中には20%を超える部門も存在しています。これらを踏まえると建設部門は厳しい戦いを強いられたと考えられます。

令和7年度の試験内容は、魔の令和6年度に比べれば容易だったように感じています。それが、微増という結果に表れたと思います。それでも、相対的には難しい部門であると言えるでしょう。しかし、上には上がいるものです。

情報工学部門を見ると合格率はわずか4.4%と依然厳しい結果です。前年7.5%という低い合格率からさらに低下しています。情報工学部門はまさに「試験界のブラックホール」。受験者430名のうち合格者はわずか19名。建設部門でも、恵まれているようにさえ感じます…

さて、私も建設部門の論文を多く見ていますが、私が携わった受験生は半数程度の方が筆記試験を突破しています。残念ながら、不合格の方も本当にギリギリで届かないという結果でした。特に、練習途中ではとても良い論文を書いていた実力者が、不合格というケースも少なくありませんでした。

本当に難しい試験です。不合格者は肩を落とすのではなく、再現論文を徹底的に分析して、次こそは100点で合格してやりましょう。まあ、ほとんどの方は、何回も受験して合格を勝ち取ります。また、私は一発で合格するよりも、何回も受けて合格する方が自分自身をより高めることにつながると思っています。

考察と来年度への示唆

  • 合格率上昇は「試験制度の安定化」と「受験者の準備度向上」の両面が影響している可能性。
  • 建設部門や情報工学の低合格率は、出題範囲の広さや専門性の多様化が背景にありそう。
  • 総合技術監理の高合格率は、組織マネジメントや横断的知識を持つ人材への社会的ニーズを反映。

令和7年度試験は「全体的な合格率上昇」と「部門間の格差拡大」が特徴でした。来年度以降は、情報系や新興分野の受験者にとって、より体系的な準備が求められるでしょう。一方で、総合技術監理部門の伸びは、技術士資格が「専門技術者」から「技術を統合するリーダー」へと役割を広げていることを示しています。

こうして並べてみると、数字の動きは単なる統計ではなく「試験制度の成熟」「分野ごとの難しさ」「社会的ニーズの変化」を映し出しています。さらに来年の試験は、変更したコンピテンシーが反映されるので、口頭試験や筆記試験の内容に注意する必要があります。新たなコンピテンシーの内容をしっかり理解しておきましょう。

令和7年度技術士第二次試験は「受験者が増えたのに合格率も上がる」という逆転劇がありました。建設部門は群雄割拠の戦場。数字の動きは単なる結果ではなく、試験制度の成熟、受験者の努力、社会的ニーズの変化を映し出しています。

来年度、令和8年度の試験ではどんな試験が待っているのでしょうか。技術士試験は単なる資格試験ではなく、技術者たちの挑戦と成長の舞台。何の努力もせず、合格しても真の技術士といえるのか疑問です。悔いが残らないよう、全力で臨むことが何よりも大事です。

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