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技術士 二次試験対策 この時期にやるべく勉強方法を解説します

コラム
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今だからできる勉強方法を説明します!

【 技術士 二次試験対策 】

技術士 二次試験は論文を分かりやすく書くとともに、技術力をアピールする表現力が必要になります。論文を分かりやすく書くことは、国語的なスキルを身に付けることが重要です。では、国語の先生が技術士に合格するのかというと当然そうでないことはすぐに理解できます。なぜかは、言うまでもなく国語の先生には専門的な技術力がないからです。当たり前の話ですが、技術士試験の論文には、しっかりとした技術力を示す必要があるのです。

では、技術士試験に求められる技術力とは、一体どのようなものなのでしょうか。普段、みなさんは、技術士の各部門のいずれかに関連する業務に携わっていると思います。これらの業務の延長線上の知識を問われるのであれば論文も書きやすいのですが、必ずしもみなさんの業務に合った内容が出題されるわけではありません。また、学術論文のように高度な専門性を問われるわけでもないのです(おそらく、大学教授でも準備をしないと技術士に合格できないと思います)。私自身も、高度な技術を問われると勘違いをしており、技術士受験を長く躊躇していました。

技術士の試験は難しいですが、前述のように高度な専門性を問われるわけではないので、しっかり準備さえすれば全員に合格のチャンスはあると思います。まずは、どのような問われ方をするのか、テーマは何か、といった情報収集をしてみると「意外に行けるのでは」と感じていただけるのではないでしょうか。

話を戻しますが、技術士二次試験に求められる技術力とは、「国の方針・施策」をテーマに合わせて説明できる力です。よって、国がどのようなことを課題と捉えているのか、この課題解決のためにどのような方針を示しているのか、具体的な取り組みはどうなっているのか等を把握することが大切なのです。このような内容を把握し、自分自身で整理することが試験対策における技術力を身に付けることになります。

先日、ロードマップを示させていただきましたが、この技術力を身に付けることが最初にやるべき勉強です。試験論文を形にすることは、すぐにできます。しかし、この技術力が身に付いていないと、間違って専門用語を用いたり、論点がずれたりといった具合に致命的なミスにつながります。このようなミスは、大幅な減点対象となると考えられます。このように、論文を書き始めるフェーズでは、技術力が備わっていることが前提となるわけです。

また、この技術力を身に付ける勉強を行うことで、国が力点をおいている取り組みが理解できるようになり、問題の予想もできるようになります。私も、みなさんに 予想問題 などの情報提供はドンドン行う予定ですが、ご自身で考え実行することが技術士になるために重要なことと考えます。技術士はゴールではありません。技術士になると、周囲はあなたのことを技術士として接してきます。すなわち、難しい問題に直面した場合、相談や解決方法を求められる立場になります。技術士は、この期待に応えるために合格後もずっと勉強し続けなければなりません。よって、技術士の受験時に情報収集能力とご自身で考え行動する能力を身に付ける必要があるのです。

この技術士二次試験に求められる情報はどこにあるのでしょうか。簡単です。国のホームページを見ましょう。しかし、国のホームページの情報量は膨大です。すべてに目を通し、理解することは現実的ではありません。私のお勧めは、白書を見ることから始めることです。ホームページに比べれば情報量は少ないですが、それでもR5国土交通白書の場合286ページにも及ぶので相当な情報量です。

白書は、国の考えが整理されており、全体を把握するのに適しています。しかし、小説のように面白い読み物ではありません。疲れているときに読むとすぐさま眠りへと誘ってくれる書物です。そこで、私がお勧めしたい読み方は、作業を行いながら通読していく方法です。ただ読み進めていくとどうしても頭の中に入っていきません。文字面だけ追っても何の意味もなく、時間の無駄になります。これを避けるために、キーワードを抽出し、調べ、自分なりにまとめることです。

技術士 二次試験対策 国土交通白書抜粋

令和5年度国土交通白書P22より抜粋

これは、令和5年度の国土交通白書の一部を抜粋したものです。例えば、このページには、「リスクコミュニケーション」、「デジタルツイン」、「オープンデータ」などのキーワードが存在しています。これらのキーワードに下線を引き、それぞれの用語を国土交通省等の国のホームページで検索し、概要等を理解し、自分なりにまとめます。

技術士 二次試験対策 リスクコミュニケーション検索結果

「リスクコミュニケーション」の検索結果

このように、国土交通省のサイト内検索機能を利用し、「リスクコミュニケーション」を検索します。するとたくさんのコンテンツが表示されます。まずは、手始めに検索結果の一番上のコンテンツでも見てみましょう。盛土・宅地防災に限定されていますが、かまわずのぞいて見ます。

技術士 二次試験 リスクコミュニケーション関連コンテンツ

リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き

コンテンツのリード文に「リスクコミュニケーション」の必要性が記載されていますね。しかし、これだけでは、リスクコミュニケーションがなんたるかが理解できません。そこで、手引きの中身も見てみます。

技術士 二次試験 リスクコミュニケーションの概要

はい、ようやく出ました。リスクコミュニケーションの概要!
この資料からするに、リスクコミュニケーションとは、「被害リスクを住民と行政が事前に共有すること」と読み解けます。この後も、具体的にはどんな情報を共有し、どのような工夫をしているのかといった情報も追加していきます。ここでは、情報提供媒体は「液状化ハザードマップ」ですね。このほかにも、台風や土砂災害などのリスクもありますので、このような情報を追加・整理し論文に活かせるように準備します。

このような作業を重ね、自分のオリジナルキーワード集を作成していきます。このキーワード集作成という作業を行うことにより、白書を集中して読み続けることができます。もちろん、読むだけでも大変なのに、この作業を行うことにより膨大な時間を要してしまいます。このことから、今から時間をかけて技術力を身に付ける必要があるのです。まさに、継続は力なりです。この調査するという作業が習慣化されることは、きっとみんさんが携わっている業務においても良い効果をもたらすと思いますよ。

しかし、仕事が忙しくてそんなに時間がかけられないという人も多くいると思います。そのような人たちにお勧めしたいのが、スタディング 技術士講座です。この講座では、AI検索機能が備えられており、調査時間をグッと短縮することができます。このAI検索では、調べたいキーワードを入力すると、スタディングの様々な学習コンテンツの中から、機械学習を利用して最適なコンテンツを表示します。さらに、生成AIを活用したAI説明機能(ベータ版)は、わからない用語を入力すると「AIマスター先生」が説明文を自動生成。疑問をすぐに解決できるので、効率よく学習を進められます。加えて、スタディングでは、クラウド上に自分のノートが作成でき、まとめた情報をいつでも確認することができます。



いずれの場合においても、自分自身で調べ手を動かすということが重要です。ただ読むのに比べ、情報の入り方が段違いです。論文は、受験前に集中的に行った方が効果的ですし、半年間は技術力向上に注力しましょう。これらの作業は意外に楽しく、自分の知識がどんどん増えていくことへの喜びが実感できます。

さあ、今から勉強をはじめてみませんか!

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