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技術士 二次試験対策 建設部門 令和2年度 必須科目Ⅰ「担い手確保」チェックバック

論文添削
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添削LIVE

【 技術士 二次試験対策 】

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GW大混雑

GWはどこもかしこも大混雑ですよね。私はガーデニング以外で外出していませんが、大混雑を味わっています。そうです、添削が大渋滞しています。当たり前ですよね。みんなにGWは、書きまくれ~と煽ったのですから、分かり切った結果です。

論文の添削は、張り切って見ても必須科目で大体2~3時間はかかります(知識不足で調べながら添削するので結構かかっちゃいます)。みんなが一生懸命書いたものなので、私も一生懸命みたいのです。そうなると、1日見れて3本くらが限界です・・・

1日5、6本投稿があるので、完全に渋滞を起こしています。投稿してくれた方々には、大変申し訳なく思っております。論文書いたら、すぐ添削結果見たいですよね。でも、添削の質を落としては、みなさんのためにならないので、急ぎますがしっかりと見ていきたいと思います。

添削活用術

添削結果を見て、ただ直すだけではもったいないです。同じミスを繰り返さないように、戦略を練りながら見返すことが重要です。なぜミスを犯したのか、有効な対策はないか、知識が足りているかなど添削論文をみて自分自身を成長させることが大事です。

漫然と修正箇所を直していては、本番で通用しません。これを実践するのに、最も有効な行動は次のステップをルーチン化することです。
STEP① 骨子を書く(メモ程度でもOK)
STEP② 論文を書く
STEP③ 推敲する(2回は読む)
STEP④ 添削してもらう
STEP⑤ 添削結果から改善点を見つける
大事なのは、STEP⑤で改善点を見つけたら、次回の「STEP③の推敲」に生かすのです。

このSTEP③→STEP⑤の繰り返しが、実力を養うことにつながります。みなさん、このルーチンワーク省略していませんか?このSTEPを経なくても、アウトプットは増えていきますが、アウトカムを得ることはできません。ぜひ、習慣化してみてください。

論文

本日投稿の論文は、令和2年度の必須科目「担い手確保」のチェックバックになります。もう何度も言っていて飽き始めていますが、働き方改革、持続可能な建設業といった労働力不足を背景にした問題は約束された問題です。この「担い手確保」は、この注目テーマに類似していますので、とても参考になります。それでは、どのように修正しているのか早速みていきましょう。

課題

1.多面的な観点とその観点
(1)労働環境の改善(持続性)
 建設業は労働力に依存している。しかし、生産年齢人口の減少や3K(きつい、汚い、危険)、週休2日制の未実施といった劣悪な労働環境が影響し、人手不足が深刻化している。さらに、将来の担い手である若者から敬遠されやすく、建設業の存続も危惧される。よって、持続性の観点から労働環境の改善が課題である。

(2)適切な労務費等の確保(待遇面)
 労働者に建設業の魅力を感じさせるためには、適切な賃金の支払いや社会保険等の待遇を改善することが不可欠である。また、発注者が適切な積算を行わないと現場の品質低下や賃金の支払いへの影響が生じる。よって、待遇面の観点から適切な労務費等の確保が課題である。

(3)インフラ分野のDX化(生産性)
 2040年度には生産年齢人口が約2割減少することが予想される。また、今後の激甚化・頻発化する災害やインフラの老朽化への対応も必要である。さらに、令和6 年からの時間外労働の上限規制により、生産能力が落ちる可能性がある。よって、生産性の観点からインフラ分野のDX化が課題である。


① 労働力不足といった問題点や生産性向上の必要性は説明されていますが、DXに関する背景がないので記述した方が良いですね(DX化という課題が唐突に出てくる印象を受けます)。→「近年の生産年齢人口の減少や、令和6 年からの時間外労働の上限規制により、労働力の低下が懸念される。このような状況の中、激甚化・頻発化する災害やインフラの老朽化への対応が求められており、生産性の向上は急務となっている。一方、デジタル技術は急速に発展しており、不足する労働力を補う技術として期待されている。」


2.最も重要な課題と解決策
 最も重要な課題は「インフラ分野のDX化」である。時間外労働の基準法はすでに始まっており、早急な対応が必要だからである。以下に解決策を示す。


② →「上限規制」


(1)i–Construction2.0の推進
 更なる省人化、人的被害の削減や働き方改革を目指し、建設現場のオートメーション化を実現するi–Construction2.0を推進する。具体的には、
・リアルタイムデータを活用し、施工を自動化する
・3Dデータを活用し、施工管理の高度化を進める
・プレキャストを活用し、リモート化を推進する

これらにより、生産性1.5倍を建設現場で実現する。


③ 目的が変わってしまっています。目的は生産性の向上です。削除。

④ ③のとおり、目的がなくなってしまうので、オートメーション化を動機にしてしまいましょう。→「建設現場のオートメーション化を実現するため、i-Construction2.0を導入する」

⑤ 箇条書きは、あまりお勧めできません。文章作成能力が不足(コミュニケーション能力不足)と判断されてはもったいないです。また、総花的で説明に深みがありません。例えば、リアルタイムデータとは何のデータなのか、なぜリアルタイムデータだと自動化できるのかといった部分が説明不足といえます。ここをきちんと説明できる能力が技術力と言えます(他の項目も同じ)。


(2)BIM/CIMの活用
 関係者間で横断的な取り組みを行い、効率的に作業を進める。施工図や出来高管理において、BIM/CIMによる3次元データを用いる3次元データは施工のみでなく調査から維持管理までの全行程で共有する。また、技術的な情報だけでなく、コストや価格情報をBIM/CIMに付与する。これにより、コスト管理、資機材調達、労務管理の一層の効率化が可能となる。今後は、建設事業に関する様々な情報がBIM/CIMに関連付けるようなシステムに整備する


⑥ この部分は、目的ですよね。また、横断的な取り組みを可能にするというより、関係者間の作業を効率化するためではありませんか。→「関係者間での作業を効率的に行うため、」

⑦ 表現が分かりづらいです。順番が逆だからですかね。→「・・・行うため、BIM/CIMの3次元データを用いて、施工図の作成及び出来形管理を行う。」

⑧ 接続詞およびデータを共有する目的を追記しましょう。→「さらに、インフラ分野全体の合理化を図るため、」

⑨ →「BIM/CIMデータ」

⑩ 解決策なので、未来の展望は不要です。やることにしてしまいましょう。→「加えて」

⑪ てにをはがおかしいですね→「関連付けできるシステムを整備する」


(3)ICT建機の導入

 インフラの整備や災害時の対応を安全に行うために、ドローンやICTロボット等のICT(情報通信技術)建機を全面的に活用し、省力化や省人化による対策を実施する。具体的な対策は以下の通りである。
・ドローンによる平時の監視システムの自動化、河川・砂防施設の自動化による省力化による対策
・5G通信を利用した無人化施工で危険な災害発生箇所での迅速な対応が可能


⑫ 目的が途中で変わっています。最初は「安全に行うため」とありますが、最後は「省力化・省人化」が目的になっているように見えます。生産性を高めるためというのは共通の目的なのではありませんか。よって、最初の目的は不要で、最後の理由を先に述べると良いでしょう。→「省人化、省力化を図るため、・・・全面的に活用する」

⑬ ⑤と同様。


3.新たに生じうるリスクと対応策
(1)新たに生じうるリスク
 上記の解決策では、衛星やドローンによる点群や映像取得、解析でデジタルデータを使用する。デジタルデータはハッキングやマルウェアなどのサイバー攻撃の対象となる。多くのデータに問題が生じた場合、解決に時間と労力が必要となり、生産性が低下する。


⑭ DX化が課題なので、デジタルデータを使用することは言わずもがなではありませんか。使うことというより、データ利用が増加するため、ハッキングリスクが高まるといった論述が良いと思います。


(2)リスクへの対応策
 デジタルデータには、VPN接続やファイアウォール、電磁シールドなどの多重防護を実施する。また、非常時対応マニュアルの作成やサイバー攻撃への訓練を実施し、攻撃への対応を行う


⑮ ちょっと対策が、建設業から離れすぎの感がありますので、例えば下線部を総じて「BCPにシステム障害項目を加える」といった工夫があるともっと良くなると思います。


4.業務遂行上必要となる要点
(1)技術者倫理の観点:倫理の要点は「公衆の安全・健康・福利を最優先」することである。留意点はデジタル化により大容量の情報を扱うため、情報漏洩等に留意する。
(2)社会の持続可能性の観点:要点は「地球環境、経済の保全等、将来世代にわたる持続性の確保」である。留意点は将来世代を担う若手技術者の人材育成に努める。業務の各段階で常にこれらを意識する。以上

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