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技術士 二次試験対策 GWは飛び石連休(涙) & 令和7年度 予想問題「Society5.0×国土強靭化」

論文添削
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添削LIVE

【 技術士 二次試験対策 】

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勝負のGWがしょぼい

これまでもお伝えしてきましたが、技術士試験で最も重要な期間はGWです。このまとまった、期間を使ってどれだけ論文を書けるかが合否の分かれ道です。私のケースで言うと、GW期間に4セットほどの論文を作成しました。

当たり前のことを言いますが、GWが明けると試験まで残り2か月になり、土日で言えば10回しかありません。平日に勉強できる人はともかく、忙しくされている方は思うように勉強時間が確保できないと思います(たぶん、ほとんどの人が後者ですよね…)。

もちろん、平日にも隙間時間を見つけてチビチビ勉強してもらうのですが、集中して勉強できるのはGW期間しかないです。周りが遊んでいるのを横目に、一心不乱に勉強しましょう。大人になって、こんなに勉強する機会もないので、貴重な経験と言えます(この経験を楽しんで!)。

しかし、今年は大問題が発生です。なんと、この貴重なGWが大型連休ではなく、しょぼい飛び石連休になっています。最大で4連休(5/3、4、5、6)と非常に短いです。4/29にいたっては、火曜日単発休みともはや連休ですらありません。

私は最近、本業が忙しすぎて、GWに有給休暇を当て込むといった大それたことをできそうにありません。しかし、休暇取れそうな人は、遠慮くなく行っちゃってください。11連休にもなれば、5セットは書けますよ。論文に書き飽きたら、キーワード集を作成するといった具合に、集中力をキープしましょう。

おかれている環境は様々です。自分の環境を嘆くより、自分にできる最大限のことをやってみましょう。意外に時間のない人の方が集中してたくさん書けるなんてこともあるかもしれません。いずれにせよ、GWは充実すること間違いなしです。

論文

本日の添削LIVEは、令和7年度 建設部門 必須科目Ⅰ 予想問題「Society5.0×国土強靭化」をお届けします(問題文はコチラ)。デジタル技術は、昨今の技術士論文には書くことのできないトピックです。多くの情報を目にして、幅広いデジタルの知識を手に入れましょう。それでは、早速論文を見ていきましょう。


技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 1

① 見出しは改行しましょう。※以下同様。
② 見出しのみに下線を引きましょう。また、いきなり「観点である」と言われても、唐突です。※以下同様。
③ 課題という結論に向けての背景が、現況の説明だけでは順序だてた説明と言えません。課題は、現況→問題点→必要性→結論の順で書くと説得力ある構成になると思います。※以下同様。
④ 問われているのは、必要性ではなく課題です。書き方としては、①の指摘を含め「・・・の観点から、・・・が課題である」といった具合に、問われていることに対して明確に解答しましょう。また、この修正を加えた場合でも、なぜ技術の観点なのかという点もよく分かりません。さらに、条件である「Society5.0の推進による」という条件は満たされていません。加えて、「国土強靭化の高度化を実現」といった課題にも適合しておらず、インフラメンテナンスに対する課題に見えます。題意に即した解答を記述しましょう。※以下同様。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 2

⑤ 一般的に避難訓練は必要ですが、現在も各所で行われています。なぜ訓練が求められているのか分かりません。いきなり、必要性を書くのではなく、必要な背景も書きましょう。構成は③の通り。
⑥ 防災意識の低い地域を対象に問題点を提起することに違和感があります。また、「災害イメージの不十分」とは、どのような状況を述べているのか分かりません。防災意識が低い地域のみの現象なのですか。これらのことが理解できないため、効果的な訓練が行われないという主張も釈然としません。
⑦ イメージ向上と表現されると、イメージアップを想起してしまいます。これも、何が言いたいか分かりません。
⑧ 効果的な訓練が行えない、だから効果的な防砂訓練が必要との論調なのですが、効果的な防災訓練が行えないのに、どうやって効果的な防災訓練を行うのですか。「おいしい料理を作れない。だからおいしい料理を作る必要がある」と言っているようなものです。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 3

⑨ 前後の文が逆接の関係になっていません。
⑩ 「少子高齢化により・・・高齢化による・・・」となっており重複しています。さらに、高齢化により離職ではなく退職ですかね。離職が見込まれるとICT技術の活用が困難になると述べていますが、なぜですか。労働力が不足するからこそ、ICT技術を活用して生産性を上げるのではありませんか。また、1年間で110万人は建設業のことを述べているのでしょうか。
⑪ ICT技術の活用に対応した技術者とはどのような人でしょうか。構文がおかしく、何が言いたいことなのか分かりません。単にICT技術者の確保が言いたいことですかね。分かりやすい表現に努めましょう。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 4

⑫  「防災訓練・・・重要であるが、」は不要。また、すべての課題は、国土強靭化の高度化に関する課題を書いているのではないですか。他の問題は、不可欠ではないと言ってしまっては自分の提案が、さしあたって重要ではないと言っているように見えます。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 5

⑬ 見出し以外に下線がいっぱいあって見づらいです。また、下線が何を意味しているのかも分からないです。
⑭ 技術を解決するとはどういう行動なのでしょうか。また、老朽化に対する効率的な整備・維持管理に関する解決策を書くのですよ。論点がずれています。
⑮ 「設置を図る」→「設置する」
なぜ水位計の設置が困難なのかを書いた方が良いでしょう。また、特定の場所で観測する必要がないのであれば、大型の水位計でも設置可能な場所につければよいのではありませんか。問題視していることが何なのかよく分かりません。
⑯ ここは解決策を書くところです。国の動向を記述する意図が不明です。
⑰ おまけみたいに書いてありますが、老朽化に対する効率的な整備・維持管理に関する解決策を書くのですよ。こっちが主題です。
「・・・への寄与ができる」→「・・・もできる」

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 6

⑱ 冗長的で言いたいことがよく分かりません。もっと、端的な表現に努めましょう。
⑲ 課題にある「老朽化に対する」という部分を満たしていないですね。
⑳ 解決策なので、可能性ではなく、やることとして書きましょう。
㉑ ⑳と同様。
㉒ 何の実証実験を行ったのですか。
㉓ ⑳と同様。また、防災訓練は2つ目の課題ではありませんか。とにかく、自分の選定した課題について書きましょう。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 7

㉔ これは課題そのものです。もう一歩踏み込んだ目的を書いた方が良いでしょう。
㉕ 「具体的には」とありますが、最初の一文とやることが同じです。接続詞は、「例えば」とかですかね。
㉖ 課題では、人手不足という背景から効率的な維持管理となっているので、効率化と合わせ省人化という表現は重複気味に感じます。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 8

㉗  「災害時に発生するシステムダウンのリスクが発生する」となっており、発生が連発しており読みにくいです。また、なぜ災害時に発生するのですか。
㉘ ハッキングやシステムダウンを問題視しているにもかかわらず、なぜ目的がデータ保存になっているのですか。
㉙ バックアップでなぜ流出が防止できるのですか。

技術士 二次試験 Society5.0×国土強靭化 9

㉚ 「確認」→「確信」
「・・・業務に携わり、・・・携わる」になっています。どちらか一方で良いでしょう。また、知っている範囲だけしか携わらないとなった場合、最新技術は最新であるがゆえに永遠に導入できないのではありませんか。
㉛ 「廃コン削減により、廃棄物削減に取り組む」では、手段と結果が同じになっています。
㉜  留意点ですから文末は、「留意する」とした方が明確に表現できると思います。

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