本当に問われるのは結果ではなく、その後の準備
【 技術士 二次試験対策 】
合格発表!!!
令和8年度技術士第二次試験を受験された皆様にとって、待ちに待った発表がありました。公益社団法人日本技術士会は、令和8年度技術士第二次試験筆記試験の合格発表日を正式に公表しました(発表日の詳細はコチラ)。
令和8年度技術士第二次試験筆記試験合格者の受験番号は、11月4日(水)に文部科学省及び当会ホームページに掲載いたします。
合否及び成績通知は、合格者の口頭試験日時調整の関係から、11月11日(水)に発送を予定しております。
例年は火曜日に発表されることが多いのですが、今年は祝日の関係もあり、水曜日での発表となりました。この発表を見て、
「いよいよか……」
と思われた方も多いのではないでしょうか。一方で、今回の発表を見て私が最初に感じたのは、『もう口頭試験まで時間がない』ということでした。合格発表日が明確になったことで、受験者はここから二つのグループに分かれます。
一つは、11月4日をただ待つ人。もう一つは、11月4日を見据えて今から準備する人です。そして実は、技術士試験ではこの差が想像以上に大きくなります。今回は、筆記試験合格発表日が公開された今だからこそ考えたい、
- 合格発表日までの過ごし方
- 口頭試験までの現実的なスケジュール
- 多くの受験者が陥る落とし穴
- 口頭試験対策で本当に重要なこと
について解説していきます。自分を信じて取り組もう!
技術士二次試験は「合格発表」がゴールではない
受験直後は誰もが、「まずは筆記試験に受かりたい」と考えます。これは当然です。しかし、技術士試験は他の資格試験とは少し違います。筆記試験に合格しても、まだ口頭試験が残っています。
むしろ本当の意味での技術士らしさが問われるのは、口頭試験と言っても過言ではありません。なぜなら口頭試験では単なる知識量ではなく、
- 技術者倫理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- 継続研さん
- 技術者としての考え方
など、技術士コンピテンシーそのものが評価対象になるからです。
つまり、
「論文が書ける人」ではなく、「技術士として活動できる人」なのかが確認される試験なのです。
11月4日は歓喜の日であると同時にスタートの日
今回公表されたスケジュールによると、筆記試験合格者の受験番号は11月4日に公開されます。しかし注目すべきはその先です。令和8年度技術士第二次試験実施案内によると、口頭試験は12月上旬から翌年1月中旬に行われます。
つまり、
11月4日に筆記合格
↓
12月上旬に口頭試験
という可能性も十分あります。合格発表からわずか1か月程度で本番を迎える受験者もいるわけです。考えてみてください。業務で忙しい社会人が、
- 面接対策
- 想定問答作成
- 技術士コンピテンシー整理
- 業務経歴の棚卸し
- 模擬面接
をわずか数週間で完成させるのは簡単ではありません。だからこそ本当に重要なのは、発表前にどれだけ準備しているかなのです。
多くの受験者が勘違いしていること
毎年、多くの受験者が同じ失敗をします。それは、「合格してから準備すればよい」と考えることです。
気持ちは分かります。まだ合格もしていないのに口頭試験の準備をするのは気が早いようにも見えます。しかし冷静に考えてみましょう。合格発表後にやることの大半は、実は今からでもできます。
例えば、
- 実務経験証明書の確認
- 業務内容詳細の整理
- 再現答案の作成
- 倫理問題への回答整理
- CPD活動の整理
- 想定問答の作成
これらは筆記試験の合否に関係なく着手できます。そして早く始めた人ほど余裕を持って口頭試験に臨めます。
口頭試験で評価されるのは「回答内容」だけではない
ここは非常に重要です。口頭試験になると、「何を答えるか」に意識が向きます。しかし、実際には「どのように答えるか」も同じくらい重要です。
例えば、
・質問に対して結論から話しているか。
・自分の役割を明確に説明しているか。
組織の成果を自分の成果として語っていないか。
・技術士コンピテンシーとの整合が取れているか。
こうした部分は、想定問答を作っただけでは身につきません。技術士としてふさわしい回答構成になっているかどうかが問われます。
なぜ口頭試験で苦戦する人がいるのか
実は口頭試験で苦戦する人には共通点があります。
それは、「自分の経験は語れるが、コンピテンシーで整理できていない」ことです。
例えばリーダーシップ。
受験者は、「現場で指示を出しました」と答えます。しかし試験官が聞きたいのはそこではありません。
- なぜその指示が必要だったのか
- 利害関係者をどう巻き込んだのか
- どのような調整を行ったのか
- 結果として何を実現したのか
そうしたコンピテンシーに沿った説明です。良い経験を持っているのに評価につながらない人は少なくありません。これは非常にもったいないことです。
しかも、令和8年度は改訂コンピテンシーが適用される最初の年です。そうです。この改訂部分を回答できなければ、不合格まっしぐらと言っても良いでしょう。
口頭試験対策で最も重要なのは「第三者視点」
ここで一つ質問です。
「ご自身で作成した想定問答を客観的に評価できますか?」
実際にはなかなか難しいものです。なぜなら自分が書いた文章は、「自分には分かる」からです。しかし試験官は初めて聞きます。
そのため、
- 論理が飛んでいる
- 主語が曖昧
- コンピテンシーが不足
- 技術者倫理への言及不足
- リーダーシップの説明不足
といった問題が発生します。だからこそ第三者の視点が重要になります。
想定問答は「作ること」ではなく「磨くこと」が大切
口頭試験で最も多い失敗は、想定問答を作っただけで安心してしまうことです。実は高評価を得る受験者は、想定問答そのものを何度もブラッシュアップしています。
例えば、
最初の回答では単なる業務説明だったものが、推敲によって
- 課題発見能力
- マネジメント能力
- 調整力
- リーダーシップ
- 倫理観
まで伝わる回答へ進化します。同じ経験でも伝え方によって評価は大きく変わるのです。
合格発表前だからこそできる準備がある
もし現在、「筆記試験の結果が気になって何も手につかない」という状態であれば、それは非常にもったいないです。結果そのものは変えられません。しかし口頭試験の準備状況は変えられます。
今から少しずつでも、
- 実務経験証明書を見直す
- 業務内容詳細を整理する
- 想定質問をまとめる
- 回答を文章化する
だけでも大きな差になります。
11月4日に慌てるのではなく、11月4日にスタートダッシュできる状態を作ることが大切です。
口頭試験対策に不安がある方へ
ここまで読んで、
「想定問答を作ってみたけれど自信がない」
「コンピテンシーが反映できているかわからない」
「これで本当に高評価が狙えるのだろうか」
と感じた方もいるかもしれません。そのような方に向けて、当サイトでは技術士口頭試験向け想定質問添削サービスをご用意しています。
このサービスでは、ご自身で作成したQ&Aをお送りいただき、技術士コンピテンシーの観点から高得点を狙える回答へブラッシュアップします。単なる文章校正ではありません。
口頭試験で評価される
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- 技術者倫理
- 継続研さん
といった観点を踏まえながら、「試験官に伝わる回答」へ推敲していきます。
また、差し支えない範囲で実務経験証明書も併せてお送りいただければ、経歴との整合性を踏まえたより具体的なアドバイスが可能です。想定問答はすぐに投稿でき、納品はメールによるファイル送付となります。
特に、
- 初めて口頭試験を受験する方
- 独学で対策している方
- 回答の方向性に不安がある方
には活用していただきやすいサービスです。口頭試験は知識勝負ではありません。伝え方の試験です。だからこそ、自分の経験をどう表現するかが合否を左右します。
もし11月4日の先を見据えて準備を進めたい方は、一度サービス内容をご覧になってみてください(画像をクリックするとBASEの販売サイトへ移動します)。

まとめ|11月4日は「運命の日」ではなく「準備の成果が見える日」
令和8年度技術士第二次試験の筆記試験合格発表日は11月4日(水)に決定しました。合否・成績通知は11月11日に発送予定です。
受験者にとっては大きな節目です。
しかし本当に重要なのは、その日まで何をしてきたかです。口頭試験は筆記試験の延長ではありません。技術士としての資質を確認する試験です。
11月4日をただ待つのではなく、その先を見据えて準備を始めた人が、最終合格に一歩近づきます。そして、想定問答の作成や回答のブラッシュアップに不安を感じる方は、第三者の視点を活用するのも有効な選択肢です。
合格発表の日を、「結果を見る日」ではなく、「最終合格に向けたスタートの日」にしていきましょう。

