相対評価論争も考察してみました!
【 技術士 二次試験応援】
みんさん、長い間受験勉強お疲れさまでした。昨日は、尋常ではない暑さの中での試験大変でしたね。暑いは、寒いは(たぶん)、緊張するは、腕はパンパンになるはで想像以上に疲弊しているのではありませんか。技術士二次試験って本当に大変で、難しいですよね。無理だとは理解しつつも、頑張った人はみんな合格してしまえばいいのにと思ってしまいます。
令和5年度技術士建設部門の必須科目Ⅰの問題は、Twitter情報によると「地震(防災関係)」と「インフラメンテナンス」のようですね。まだ、実際の問題を目にしたわけではありませんので、断定的なことは言えませんが、この2つが出題されたとなれば、予想が当たった人は多いのではないでしょうか。
まさに王道中の王道ですね。防災は、地震に限定されているようですので、少しは捻ってありますが、防災関係で論文を用意できていた人は、しっかり書けたのではないでしょうか。防災は、1年おきに出題するルール(傾向)が発動したようですね。詳しくは、こちらでご確認ください。やっぱり、防災・減災は技術者にとって取り組むべき最重要課題です。みなさん、様々な立場だと思いますが、業務に向かうときは常に防災・減災を意識して取り組む必要があると思います。
また、インフラメンテナンスも、第2フェーズに突入ということで、注目度も高かったと思います。この第2フェーズの特徴を書きまくったことと思います。そうでない人も、結果的にマネジメントやICT技術の活用などには触れているのではないでしょうか。
これは、冒頭申し上げた通り、みんな合格じゃないですか!!!
しかーし、恐怖の噂があります。
評価は、絶対評価ではなく、相対評価ではないかという噂です。真偽のほどは定かではありませんが、難しい問題の年と比較的書きやすい問題の年があるにもかかわらず、合格率は10%前後です。これは一体…
過去の合格率を見てみましょう。
① H25 15.0%
② H26 12.6%
③ H27 11.9%
④ H28 13.1%
⑤ H29 12.8%
⑥ H30 6.3%
⑦ R1 9.1%
⑧ R2 11.7%
⑨ R3 10.8%
⑩ R4 11.0%
散分布図にすると
決定係数0.2です。精度良くないです!!!
つまり、合格率調整(相対評価)していないのでは!?
う~ん、これは全員合格ですね。
胡散臭い分析は、ここまでとして、大事なことを申し上げたいと思います。みなさん、論文の復元はもうやってますよね。やっていない人は、
今すぐ復元論文を作成してください。
論文を復元することは、論文に自信の「ある」、「なし」に関わらず重要です。自信のある人は、口頭試験で論文の内容について聞かれる可能性があります。筆記パスしてから慌てて作成しても、もう記憶があやふやです。何の問題だったかも思い出せないかもしれません。そうなっては、後悔してもしきれません。
自信のない人で不本意な結果となった場合でも、何が自分に足りなかったのか分析することができます。このプロセスは、次回の受験に際し、大きなアドバンテージになります。自分のウイークネス(弱み)、ストレングス(強み)は、受験対策を戦略的に進める上で重要な情報になります(総監はSWOT分析が出題されたようですね)。
よって、どのような場面でも、復元論文は必要と言えます。みんな試験疲れでぐったりしていると思いますが、もうひと踏ん張りしましょう。復元論文作成までが、試験です。お忘れなきように!!!
話題が変わりますが、みなさんの受験の様子が知りたくて、試験当日はTwitterをかじりつくように見ていました。無事に到着する様子や、意気込みを語る様子など様々なシーンを見ることができました。そのような中、とても興味深いツイートが、「#技術士」がトレンド入りしているとの情報でした。早速確認してみると、確かにトレンドに入っていました。
技術士の中でも建設部門は、業界で知れている資格ですが、技術士の認知度は世間では極めて低いのが実態です。そんな中、技術士がトレンド入りしていることに驚きを禁じえませんでした。この調子で、どんどん世間に認知され、技術士の地位がもっともっと向上することが望まれます。
技術士は、試験を経験された方なら分かると思いますが、論述スキルがかなり求められます。しかしこれは、技術者としてコミュニケーションを図るために必須のスキルと考えます。このスキルは、社会生活における様々な場面で生かすことができます。技術士はとても難しいですが、このスキルを身に付けられるということは、みんさんの社会生活において大きなプラスとなります。
このようなスキルを持つ技術士は、社会にもっと認知されてほしいものです。そして、取得を目指す若い技術者がたくさん増えていけばいいなぁと思います。
私も、技術士を目指す人の応援を通じ、技術士の認知拡大、地位向上に少しでも貢献していきたいと思います。試験は、終わりましたが、有益な情報をバンバン提供していきます(具体的ビジョンはありませんが…)。