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技術士 二次試験対策 令和6年度の予想問題(都市及び地方計画Ⅱー1) 答え合わせ 第2弾

コラム
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選択科目の予想はいかに!?

【 技術士 二次試験対策 】

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南海トラフ

8月8日に日向灘を震源とする地震がありました。被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。また、この地震で南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震の発生が高まったようです。南海トラフ地震は、過去の地震をみると大きい地震が2度、場所を変えて発生しています。

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表され、日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備をする必要があります。2度目の地震は、数十時間から2年間程度の間に発生するそうです。いつ起こるか分からないといことです。

個人においては、マイタイムラインの作成や水・食糧の備蓄(買占めはやめましょう)などできることをしっかりと行うことが大切です。また、社会活動(企業活動)においては、BCPの再確認などを進め、被害の最小化と迅速な復旧を可能にするための行動をとりましょう。

技術士試験に目を向けると、必須科目では令和5年、6年と連続して災害関連が出題されています。令和7年度は、出題形式が変わる可能性がありますが、引き続き、災害関連は重要なテーマといえます。倫理綱領には「技術士 は、公衆の安全、健康及び福利を最優先する。」とありますので、災害対策は最優先との考えは必然と言えます。

自分や家族を守ることはもちろんですが、技術者として国民の生命と財産をまもるために知恵を絞りましょう。それぞれの環境において、できることを想像しみなさんの技術力をいかんなく発揮しましょう。

都市及び地方計画の選択科目Ⅱー1

技術士 二次試験対策 都市及び地方計画Ⅱー1予想

まあ、こう見るとメチャクチャ当てに行っていますね。これでもかというほどテーマを挙げています。そうなると一つぐらいは、当たっていると思います。これを予想と呼ぶかすら、怪しいものです。選択科目は、キーワード学習ですから、予想としてはたくさんあった方が良いと考えます…

それでは、令和6年度の出題を確認していきましょう。実際に出題されたものは、以下のとおりです。

  • PFIの期待される効果
  • 地区計画における地区整備計画の内容
  • 容積緩和制度(特徴、効果、内容)
  • 市民緑地認定制度(背景、契約制度との共通点・違い)

都市づくり関連

ジャンルが合っているかも疑義がありますが、最初の問題は「PFI」でした。予想は以下のとおりです。PFIは・・・ない!です。「民間団体との連携」がかすっていますが、当たったとは言えないですね。やっぱり、範囲が大きい選択科目Ⅱー1の予想は難しいですね。

・シームレスな拠点連結型国土の形成 →必須科目Ⅰにて出題
・歩行者利便増進道路制度、滞在快適性等向上区域で活用可能制度
・民間団体との連携(都市再生推進法人、みどり法人、DMOなどを抽出のうえ概要・効果) 
・流域治水対策、南海トラフ巨大地震対策計画、災害への交通対策 →必須科目Ⅰにて出題

しかし、みなさん見てください!「シームレスな拠点連結型国土の形成」があります。これは、選択科目ではなく、必須科目で出題されています(こっちだったのかぁ・・・)。さらに、バッチリ同じという訳ではないですが、災害関連項目もあり必須科目に近いテーマに言及しています。

方向性は合っているのですが、まさか必須科目で出るとは思いもよりませんでした。少し、言い訳をさせていただくと、国土形成計画は都市及び地方計画のバイブルですので、出題は選択科目だろうという先入観にやられました。

もう一つの災害関連は、必須科目は昨年出題されているので、連続はないだろうと決めつけたのが敗因ですね。能登半島地震があったので、テーマとして扱われるのは予想されたのですが、必須科目の連続出題は驚きです。

この反省から学ぶべきことは、「注目される時事問題は必須、選択ともに準備すべき」ということです。時事問題が、どっち(必須OR選択)で出るかは、どんなにそれっぽい理由を持ってきてもあまり意味はなく、両方の科目において用意した方が確実です。

市街地整備関連

市街地整備も都市づくりに負けずに多くのテーマを設定しています。しかし、出題の結果は、「地区計画における地区整備計画の内容」でしたので、盛大に外しています。出題された地区計画は、基本中の基本です。さらに、一般型の地区計画とは、初心に立ち返った問題で、予想はかすりもしていません…

・低未利用土地権利設定等促進計画制度、跡地等管理区域 →選択科目Ⅱー2にて出題
・敷地整序型土地区画整理事業 →選択科目Ⅱー2にて出題
・誘導施設整備区制度、立地誘導促進施設協定制度
・居住環境向上用途誘導地区、駐車場配置適正化区域
・都市構造の評価、スマートプランニング、、モニタリング、データ活用調査(PLATEAU、オープンデータ、歩行者調査等)

しかし、予想で注目していた小さな区画整理関連のテーマについては、選択科目Ⅱー2で出題されています。方向性は当たるのですが、ここでも科目のずれが生じています。しかし、科目が異なっても、知識は身に付いていると思いますので、準備していた人はいずれかの場所で役だったのではないでしょうか。

建築関連

次は、建築関連です。もともと土木屋なので苦手とするジャンルです。実際の出題は、「容積緩和制度(特徴、効果、内容)」でした。一見すると、市街地整備関連の問題かなぁと思ったのですが、問題の条件には「敷地内に空地を確保することにより」とありますので、これは総合設計制度や特定街区制度が解答すべ制度と考えます。よって、これも大外れです。さらに、他に出題されているといったこともなく、良いところなしです…

・省エネ促進制度
・木材利用を促進する規制の合理化

公園関連

最後に来ました!!!大当たりです。出題は、「市民緑地認定制度(背景、契約制度との共通点・違い)」でした。予想は、以下の通りですが、市民緑地がドンピシャで当たっています。なんと、問題の条件もほぼ当てており、これはこれまでの汚名を返上する形になりました。

・市民緑地認定制度(契約制度との違い) 
・グリーンインフラ戦略2023
・都市公園リノベーション協定制度(P‐Park違い)
・緑化地域制度

終わりよければ、すべてよし!

選択科目Ⅱー1 まとめ

技術士 二次試験対策 都市及び地方計画Ⅱー1答え合わせ
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