PR

技術士 二次試験の体験記を通じて、会場の雰囲気や注意すべき事項をご紹介します

寒い コラム
PR
PR

体験記Part1

【 技術士 二次試験対策】

6月ももうすぐ中旬を迎え、二次試験まであと少しですね。そんなこんなで、添削依頼もたくさんいただき、現在添削奮闘中です。早く結果が欲しい状況の中、たくさんの依頼者をお待たせしており、申し訳なく思っております。また、添削LIVEを楽しみにしている読者の皆様にも、お届けできず恐縮しております。まもなく、大量投稿いたしますので、もう少しお時間いただけると嬉しいです。

そこで、本日は令和3年度に受験した私の体験記をつづり、会場の雰囲気や注意すべき事項をお伝えしていきたいと思います。

令和3年度の建設部門筆記試験は、7月11日(日)に実施されました。令和5年度よりちょっと早めの日程でした(令和5年度は7月17日(月・祝)←要注意)。

場所は東京会場を選択。私は青山学院大学青山キャンパスが受験会場でした。最寄り駅の表参道駅を出るとすでに多くの人の流れがあり、いかにも受験生オーラをみなさん発しているので、この流れに乗れば会場にたどり着くとの確信を得ることができます。人の塊は、真夏の246号線を南に向かって流れています。赤いレンガ積みの囲障を横目に、人ごみに身を任せていると会場入り口が眼前に飛び込んできました。

青山キャンパス内には、試験会場を示す置き型式の看板が設置されており、その横には案内人が数人佇んでいます。看板を確認すると部門の名称が記されていたので、私は建設部門の看板を探しながら奥へと進んでいきました。少し歩くと、すぐに建設部門の看板が目に入りました。看板と同時に、すごい人だかりと、長い列が眼下に広がっています。そうです。まだ会場が開いていなかったのでした。すぐに列に加わると、10分ほどで入場が始まりました。

建物内に入り指定の教室へ向かうと、100人は優に入れる広大な教室が私の試験会場でした。4人掛けの机に2名の受験生が配置され、比較的に余裕を感じるスペースが確保されています。試験開始までの数十分の時間は、トイレを済ませ、これまでに練習してきた論文たちに目を通していました。

試験官が入室すると緊張は一気に高まり、他の受験生の注目も試験官に注がれています。静寂に包まれる中、試験官が注意事項を読み上げると手に汗が滲んできました。この説明の中で、特に重要なのが時計に関する説明です。受験時に持っていく時計は、多機能な腕時計は厳禁です(安全を期すためにクロノグラフも避けましょう)。ここで、腕時計を鞄にしまう事態になれば、時間配分が分からなくなるとともに、心も相当乱れることでしょう。私は、事前に確認していったので事なきを得ましたが、みなさんもぜひ注意してください。ちなみに、私はアレルギー体質で普段あまり腕時計をしなかったので、学生時代に買ったG-SHOCKしかなく、KLASSE14という時計を事前にゲットしておきました。文字盤が立体的で機能もシンプル、受験生の装備品としてオススメです。

(あす楽)クラス14 KLASSE14 腕時計 42mm Vintage gold stainless steel case 特別仕様のメタルメッシュバンド 【正規輸入品】 VO18VG002M 【ギフト】【ギフトメッセージ】【プレゼント】価格:30,800円
(2023/6/5 22:22時点)
私は、この時計で合格を手にすることができました。シンプル時計がない人はゲン担ぎを含め、購入を検討してみてはいかがですか。

さあ、いよいよ試験開始の時間です。問題用紙が、前から順々に配布されていきます。配られた問題用紙の表紙と裏面には、注意事項が記載されています。ここで、驚愕の注意事項は、途中退室が認められていないことです。もちろん、トイレには行けますが、無断で退室すると失格になるので勝手な行動はNGです。参考に実際の試験問題を載せておきますね。

技術士二次試験問題1
技術士二次試験問題2

さあ、開始のゴングがなりました。周りから、問題をめくる音が一斉に響くとと、時間にして一分も経たないうちに鉛筆のカリカリ音が教室中に響き渡ります。この音を聞いても決して焦ってはダメだと自分に言い聞かせ、まずは問題にゆっくりと目を通します。出題は2問のうちから、一問を選択します。目に飛び込んだのは、練習をしまくった災害関連の出題があるではないですか。この時の高揚感は今でも思い出すことができます。心の中では、「やったーーーー」で充ち溢れましたが、ここでも一呼吸、しっかりと題意をつかむため、聞かれていることで重要なものにアンダーラインを引きます。その後、余白に観点と課題3つ箇条書き、その課題の一つに3つの対応策(キーワード)をぶら下げるツリー状の簡易版骨子を作成しました。

ここまでを3分ほどで行い、あとは骨子作成で膨らんだイメージを文章にして書き進めます。この後は、もう体が覚えていますので、すらすら書くことができるはずです。

しかし、ここで異変を感じ始めます。私に訪れた最大の試練が顔をのぞかせたのです。真夏に予想もできなかった事態、空調機効き過ぎ問題が突如発生するのです。「なんか肌寒いなぁ」ではありません。激寒です!!!もう、頭の中は、「どう構成しようかな」、「こっちの用語の方が技術的かな」といった論理的思考は一切なく、寒い、寒いといった感情思考で支配されていました。

ふと前の席の女性をみると、椅子に掛けたカーディガンを羽織り机に向かっています。私は、当然のように羽織るものなど持ってきていません。ただ、寒さに耐えるだけです。次第に、トイレにも行きたくなり、全く集中できません。コロナ禍での受験でしたので、時折窓から入る生暖かい風だけが、一縷の望みでした。今日一番言いたいのはこれです。みんさん、羽織るものを必ず持っていきましょう!

完全に思考が止まった私は、散々やった災害に関する論文なのに遅々として進みません。時間を確認するとあと30分ほど、論文は対応策中盤・・・さすがに焦りました。この焦りが体温を上昇させ、なんとか集中力が復活し、10分ほどを残し書き終えることができました。

ただし、まだ戦いは終わっていません。しっかり見直すのです。誤字はないか、文章がねじれていないか、重複表現はないかなど、目を皿のようにして確認し、超高速で校正を進めました。時間ギリギリまで、繰り返し読み返します。
はい、ここで時間終了の合図です。合図後は、悪あがきをせず試験官の指示を待ちましょう。

午前の試験の状況はこんな感じでした。午後の試験につきましては、また後ほど書いていきたいと思います。

それでは、パート2もお楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました