-GX-気づいた留意点(その8)
【 技術士 二次試験対】
本日の添削LIVEは、「GX」チェックバック(完成)です。しっかりと修正されており、大変分かりやすい内容になっています。
最近、北陸地方や千葉で大きな地震がありました。被害にあわれた方々は、一日も早く日常生活に戻れることをお祈りしております。このように、頻発化する災害に伴う被害を最小化するため、災害に強い都市づくりは待ったなしの状況です。
今回の論文にもあるマイクログリッドは、電力の地産地消を可能とし、電力会社の送電線網から独立していることから、災害時の停電被害を軽減してくれるシステムです。また、送電線が地域の中のみになるので、低廉なコストで導入可能です。
このように、エネルギー分野の技術は、日進月歩で進化しています。しかし、6月から電気代は高くなるし、電気自動車はまだ高いし、庶民が恩恵を感じられるようになるのはまだ先のようですね。
さて、前回が課題の書きすぎ注意をお話しましたので、第8回目の留意点は「解決策」について考察してみます。解決策に「技術力の示唆」は当然のことながら必要ですが、ここのみ捕らわれると失敗しがちです。
道路が専門だからと言って、道路に関する解決策ばかり述べていては、不十分に感じます。国土交通白書の内容をすべて把握する必要はないと思いますが、多角的な政策内容(政策そのものの紹介ではありません)を例示して、幅広い視点で解決策を述べましょう。
また、記述に際しては、問題をよく読んで問われている内容に的確に答え、実施すべきことを理由とセットで語ると良いと思います。さらに、工夫点や留意点を添えれば、高評価間違いなしです。
ぜひ、これらの点を意識して論文を作成してみてください。