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技術士 二次試験対策 建設部門 令和6年度選択科目Ⅲ 予想問題 「防災まちづくり」いきなり完成

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【 技術士 二次試験対策 】

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いきなり完成論文登場

GWも本日が最終日!みなさん納得いく勉強週間になったでしょうか。私の元には、多くの論文が寄せられましたので、みなさん一生懸命取り組まれたことと推察します。そんな多くの論文の中で、今季初の一発完成論文がよせられましたので、ご紹介します。

この論文は、都市及び地方計画の選択科目Ⅲとして「防災まちづくり」をテーマとしたものです。防災まちづくりを進めるに当たって課題、解決、リスクというものですので、必須科目Ⅰの対策としても十分に役立てることができるでしょう。

昨年、巨大地震が出題されたので、防災関係はないかなぁと考えていましたが、昨今頻発化する地震を踏まえると、2年連続で防災ということも十分考えられます。練習論文つぃては、用意しておきたいところです。

いきなり完成のコツ

本日の投稿者からは、よく質問をいただきます。おそらく、徹底した自己分析を行っているのでしょう。また、この方は骨子を練り上げるといった取り組み手法をとっており、この検討プロセスを経ることによって、質の高い論文になっているようです。

やはり、骨子は重要ということですね。骨子を作る際に重要となるのが、参考資料の選定です。私の予想の仕方もそうなんですが、必須科目Ⅰと必須科目Ⅲは審議会や委員会の資料が最適です(必須科目Ⅰの予想選択科目Ⅲの予想)。この資料を論文形式に再構築するといった具合に骨子を作ります。

参考資料は、通読するのが好ましいですが、時間は有限です。さっと、斜め読み又は目次を見て、お目当ての項目を探します。例えば、課題設定したい場合には、背景や問題点を提起しているところ、見つからないようであれば施策でもいいでしょう(施策の逆をいけば問題点になります)。ここを重点的に読み込みましょう。

分からない単語があればすぐさまGoogle先生に聞いてください。専門用語は、結構みなさん調べるのですが、分かっているようで曖昧な単語もしかっり調べましょう。結構、この分かっているようで分かっていない単語が落とし穴です。

論文を書き溜めてくると気づくのですが、専門用語以外に使用する言葉は段々と似通ってきます。よって、良く使う単語ほど間違った使い方をすると恥ずかしいです。分かったつもりにならず、確認をしっかり行うことを習慣化しましょう。

論文

早速、論文をみてみましょう。※指摘をを修正すれば完成です。

課題

1.多面的な課題
(1)  いかにリダンダンシーを確保するか
 大規模地震や自然災害による障害発生時には、一部の区間の途絶や施設の破壊によって、地域全体が機能不全に陥る場合がある。そのため、予め交通ネットワークやライフラインの多重化を図る等、予備の手段を用意することが重要である。よって、強靭性の観点からリダンダンシーの確保が課題である。


① 障害とは何のとなってしまうので、ここは被災で良いと思います。→「で被災した場合には」

② 場合を①で用いてしまったので、「可能性がある」


(2)いかに既存ストックを活用するか
 公共施設の多くが高度経済成長期に建設され、一斉に老朽化が進行し、防災拠点機能が低下している。全ての更新には多大な財政負担が生じ、対応しきれない自治体も存在する。そのため、集約・再編を図ると共に、空きストックの適正化が求められる。よって、財政面の観点から既存ストックの活用が課題である。


③ この背景は、既存ストックの活用というより、適正化になっています。課題は、既存ストックの活用ですから、例えば「一時避難地となる公園等のオープンスペースに防災機能を付与する」、「防災機能の維持向上のための耐震化を推進する」といった対応が想定されます。→「このことから、公的負担を最小化するため、既存施設の機能維持・向上に取り組むとともに、オープンスペースに防災機能を付与するなどストック効果を踏まえた防災対策が求められている。」


(3)いかに防災移転を推進するか
 近年の自然災害の激甚化・頻発化により、災害ハザードエリアにおいて人命に繋がる災害が多発している。そのため、災害リスクを抱えた地域から、より安全なエリアへ住居や施設を移すことが重要となる。よって、減災の観点から防災移転が課題である。


④ →「関わる」

⑤ 減災の観点を示唆する記述があると、文脈が通りやすいと思います。→「・・・を移し、被災対象施設を減少させることが重要となる。」


2.最も重要な課題と解決策
 災害発生時にも迅速な復興が期待できるため「いかにリダンダンシーを確保するか」を最も重要な課題に選定し、以下に解決策を示す。

(1)避難経路・輸送路
①道路ネットワークの強化
 大規模地震では、土砂崩れ等により道路が被災し利用不可能になる場合がある。迂回路や緊急輸送道路を確保するため、道路ネットワーク機能を強化する。具体的には、ミッシングリンクを解消させ経路を確保する。また、暫定2車線区間の4車線化やバイパス整備によるダブルネットワーク化を推進する。

②公園緑地の推進
 都市公園や緑地は、樹木による津波エネルギーの減衰や無力化、市街地の延焼防止等、多重防御機能を持ち合わせている。そのため、公園緑地の整備を推進し都市の防災機能を向上させる。整備にあたっては、防災公園化やレクリエーション空間を具備することで、住民の防災意識の向上にも寄与する空間を創出する。


⑥ 公園もありますので、「避難地・輸送路」としてはいかがでしょうか。


(2)情報通信網
 大規模災害時では、電気系統が故障し被災情報の入手手段が経たれる場合がある。そのため、情報伝達手段の多重化を図る。具体的には、MCS無線を整備し自治体や駅施設等との拠点間通信を確保する。また、防災衛星通信システムを整備し衛星回線からの通信を確保する。さらに、河川管理等に使用する光ファイバ回線を活用し、マイクロ電話と接続可能な電話回線を構築する。このように、光と無線の連携によるネットワークを形成し、災害に強い通信網を構築する。

(3)生活基盤
①下水道ネットワーク
単一系統の下水道では、処理場が破損するとそのエリアで処理ができなくなる。安定的な処理を行うため、域内の下水処理場をネットワーク幹線で連絡する。連絡する際は、高低差と水圧により利用可能な処理場に汚水が流れるように設計し、停電時にポンプ機能を使用せず処理できるものとする。常時でも処理水の融通が可能となり、一時的な処理場の停止も可能なため、メンテナンスが容易になるといった利点がある。

②地域マイクログリッド
 大規模・集中型の送配電ネットワークでは、停電発生時に被害が広範囲に及ぶ脆弱性がある。非常時でも独立した安定的な電力供給を行うため、地域マイクログリッドを構築する。構築にあたり、分散型電力には再エネを活用し、蓄電池やコージェネレーションシステムを導入する。停電リスクの分散を図るとともに送電損失の削減を行い、効率的な送電環境を実現する。

3.新たなリスクと対応策
 解決策の実行により、非常時における住民の避難経路の選択肢が増加する。その結果、住民にとって最適な避難行動や方法が変化するといったリスクがある。対応策として、各整備に連動して自治体と住民が協働してマイタイムラインの継続的な見直しを図る。これにより、住民の防災力を維持していく。  以上

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