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技術士 二次試験対策 GW真っただ中に良問登場 投稿者による予想問題「地方創生2.0」

論文添削
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添削LIVE

【 技術士 二次試験対策 】

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連休初日!勉強してる?

いよいよGW後半戦に突入です。ここは4連休なので、みなさんバリバリ勉強していると思います。私も、朝から添削にいそしんでおります。そんな中、根を詰めると集中力が切れてしまいますので、私は合間を見て庭いじりも進めています。

今日は、種まきをしておいたジニアやセンニチコウのポッド上げをしました(腰が痛い)。また、サルビア&ノゲイトウの種まきとフレンチラベンダーの地植えを完了しました。微力ながら、グリーンインフラ0.01を実践しています。どうでもいい情報提供なのですが、「息抜きしながら勉強しましょう」が言いたいことです。

そんなバリバリやっている受験生から、またまた予想問題と論文が投稿されました。これがまた良く作りこまれた問題になっています。テーマは、「地方創生2.0」となっています。地方創生2.0は、地方の活性化のみならず、日本の活力を取り戻す経済政策となっています。

地方の活性化というテーマについては、私も予想問題第4弾「地域活性化×持続的な経済成長」で取り上げたところです。令和7年度予算の基本方針にガッチリ当てはまりますので、今回の問題も大注目と言ってよいでしょう。用語に若干の違いがありますが、方向性は私の予想問題と同じです。

図らずもテーマが合致するということは、やはり重要ということの証左でしょう。地方の人口減少、産業の縮退、インフラの老朽化、コミュニティの低下などちょっと考えただけでも問題は山積しています。これらの問題を早急に解決することは、我々技術者の大いなるミッションといえます。

それでは、良問「地方創生2.0」を早速見ていきましょう。

令和7年度予想問題 「地方創生2.0」

令和7年度技術士第二次試験問題 [建設部門]

9 建設部門【必須科目Ⅰ】

Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び回答せよ。(解答問題番号を明記し、
答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅰ-1 我が国の成長力を維持していくためには、都市も地方も、楽しく、安心・安全に暮らせる持続可能な社会を創っていくことが必要である。特に、人口減少が続く地方を守るため、若者・女性をはじめとした多様な人々に選ばれ、誰もが安心して住み続けられる地方の構築は待ったなしの状況にある。
地方創生2.0は、単なる地方の活性化策ではなく、日本の活力を取り戻す経済政策であり、国民の多様な幸せを実現するための社会政策である。次の10年を見据えた地方創生2.0 により、この国の在り方、文化、教育、社会を変革する大きな流れをつくり出していくことが求められている。
このような状況の下、当面は厳しい財政状況、人口・生産年齢人口が減少することを前提に、以下の問に答えよ。

(1)人口規模が縮小しても経済成長し、社会機能を維持する地方を構築するにあたり、建設部門の技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ 
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するにあたり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。

論文

「地方創生2.0」初稿

1.多面的な観点と課題
(1)いかにスマートシティを推進するか
 近年、東京への一極集中化に伴う地方都市の過疎化等により地方の労働生産性が低下しつつある生活基盤を維持するためには、人口減少を前提とした都市運営が求められる。そのため、AIやIoT技術等を活用して地域の課題を解決する等、効率的な都市運営を推進することが重要である。よって、持続性の観点からスマートシティの推進が課題である。


① 労働生産性とは、労働者1人あたりまたは労働時間1時間あたりに生み出される成果を数値化した指標のことです。過疎化しても労働生産性は変わらないのではありませんか。生産性ではなく、労働力の低下が言いたいことですかね。
② 前述の内容と関連性がないのではありませんか。文脈を意識しましょう。
③ ②と同様、急にAIやIoTが出てきますね。脈絡がありません。
④ 背景に持続性を示唆する内容がなく、なぜこの観点なのか読み手は理解できません。さらに、効率的な都市運営が必要だからスマートシティという論調だと思いますので、背景では効率的な都市運営を必要とする問題点や現状を書いた方が良いですね(現状は労働力の低下で関係性が希薄、問題点は記述なし)。


(2)いかに交通空白を解消するか
 少子高齢化が進む地方では、公共サービスへのアクセス役として地域交通が不可欠であるしかし、不採算路線が廃止される等、移動手段を持たない高齢者等が日常生活に支障をきたす状況が生じている。そのため、交通手段が不足する地域に対し、需要に応じた最適な交通手段の導入が重要である。よって、日常生活を維持する観点から、交通空白の解消が課題である。


⑤ 公共サービスというとフィジカルなものだけではないので混乱を招く表現です(そもそも公共施設に利用に限った話でもないと思います)。また、アクセス役という表現も違和感があります。もっと、分かりやすい言葉を用いて、読み手の理解を促すことを意識しましょう。また、地域交通も何だかよく分かりません。さらに、このケースで言うと少子化はあまり関係ないですね。→「高齢化が顕著な地方では、日常生活を送るための移動手段として公共交通が不可欠である」
⑥ 前述で、地域交通が不可欠と言っているので、生活に支障が出るのは明らかです。もっと、路線廃止に至る仕組みと地域公共交通の疲弊を問題視した方が良いでしょう。→「しかし、利用者の減少を背景に、公共交通事業者の採算が確保できず、路線廃止や運航サービスの低下を招いている。」
⑦ 「交通手段が不足するところに交通手段を導入する」では当たり前です。例えば、⑥の修正を踏まえた場合、「公共交通手段を持たない地域に対し、生活に必要な移動手段を抵抗する必要がある」といった文脈としてはいかがでしょうか。
⑧ 「日常生活を維持する」としては、観点というより解決策に見えます。→「住民生活の観点」または「暮らしの観点」


(3)いかに適正に土地を管理するか
 地方部では人口減少に伴い、土地利用が分散化し、都市のスポンジ化が進行している。都市密度の低下により公共サービスの低下が生じる等、住民生活に様々な悪影響を及ぼす。そのため、低未利用地や遊休施設の利用を促進する等、空きストックを有効に活用することが重要である。よって、土地利用の観点から適正な土地の管理が課題である。


⑨ 土地利用の分散とは、土地の利用形態が多様化し、特定の用途に偏らず、様々な機能が混在している状態を言います。スポンジ化ですから、ここで言いたいのは、低未利用地の拡大といったことでしょうか。
⑩ 都市が低密度化するとなぜ公共サービスが低下するのですか。
⑪ 遊休資産や既存ストックですかね。
⑫ しっかり利用していこうという論調であったのに、いきなり管理になっていますし、土地に限定されています。文脈に沿った課題設定が望まれます。


2.最も重要な課題と解決策
 上記の内「いかにスマートシティを推進するか」は、人口減少下でも安心して暮らせる社会の構築に直結することから、最重要課題とし、以下に解決策を述べる。


⑬ 経済成長し社会機能を維持する地方を構築することが題意です。少しずれているように感じます。


(1)ドローン航路
 地方部等のアクセス困難地域において、安定した物資輸送を実現するドローン航路を整備する。整備にあたり、河川上空等を航路とし落下被害リスクを最小限にする。また、陸空のモビリティが人の乗換や荷物の積替ができるターミナル2.0を整備することで効率的な運用を図る。これにより、気象や電波等の上空情報の収集やアクセス困難な送配電設備のインフラ点検等、分野横断的な活用も期待できる。


⑭ どういう意味なのでしょうか。車で行けないようなところを言っているのでしょうか。そのようなところは、本当に少なくスマートシティの構築と関係があるとも思えません。それとも、食料品アクセス困難人口が高いエリアを述べているのでしょうか。もしそうであるなら、ドローンである必要性はないのではありませんか。ドローン航路を整備する目的がよく分かりません。
⑮ ドローンで人の乗り換えですか。物流の話ではないのですか。
⑯ 効率的な運用とは何ですか。円滑な荷物の積み替えのことですかね。そうであるなら、前述と重複しています。とにかく、説明不足で何を目的にしているのかよく分かりません。
⑰ なぜこのような効果が期待できるのか全く分かりません。そもそも、ターミナルは積み替えするところではないのですか。


(2)デジタルインフラ管理
 電気やガス等、個々の事業者が所有する設備情報をデータフォーマットで共有し、維持管理業務の共通化を図る。具体的には、各インフラ設備情報を3Dに変換し、空間IDを識別子として企業や自治体間で相互共有を可能にする。また、建設機械にインフラ設備の存在位置を可視化するマシンガイダンスシステムを具備することで、掘削時の事故を防止する。


⑱ 非常に分かりづらく何をしたいのかよく分かりません。そもそも、データフォーマットとは、データを記録や伝送する際に、データの形式や構造、要素の順番などを定めたものです。情報を電子データで共有するということですか。それとも、共有化するためにデータフォーマットを共通化するということですか。電気やガス等とありますが、何の例示ですか。設備情報とは何ですか。維持管理業務の共通化を図る目的も分かりません。
⑲ 3Dに変換する意図も分からなければ、事業者が所有する設備がインフラに変わっていますし、自治体も加わっています。前述の内容と不整合となる記述ばかりで、何が言いたいのか具体例を見てもさっぱり分かりません。
⑳ 今度は施工の話になっていますね。スマートシティ推進の話ではなかったのでしょうか。さらに言えば、維持管理の共有化と一体どんな関係があるのでしょうか。支離滅裂です。


(3)3D都市モデル
 インフラ施設の整備にあたり、都市の3D化により需要の分析を行う。具体的には、PLATEAUにより地域内の交通流動をシミュレートし、地形等の配置を考慮した仮想停留所の最適配置を検討する。併せて、予約や移動情報を基に、AIが最適ルートを算定し、オンデマンドバスを導入する。これにより、住民のニーズに柔軟に対応できる公共交通サービスを実現する。


㉑ なぜ3D化という手段で需要分析ができるのか分かりません。手段と目的の関係性がよく分かりません。
㉒ 交通流動なら2Dで検討可能ではありませんか。3Dである必要性が理解できません。交通流動のシミュレートと停留所の最適配置との関係もよく分かりません。停留所の配置は、地形というより需要によるところが大きいのでは、なぜバス停の最適配置に地形というパラメータが必要なのかよく分かりません。
㉓ まず、構文がおかしいです。→「予約や移動情報を基にAIで最適ルートを算定するオンデマンドバスを導入する」
この構文に修正したとて、3D都市モデルとはもはや何の関係もないように感じます。個々の解決策は、後述にある「柔軟に対応できる公共交通サービス」の提供ではありません。3D都市モデルの活用なのではありませんか。どの説明も、3Dである必要性を感じません。


3.新たなリスクと対応策
 デジタル技術に依存したまちづくりにより、住民同士の交流やコミュニティの重要性が失われるリスクがある。解決策として、立地適正化計画の策定により居住機能を集約し、人口密度を一定以上維持した都市構造とする。その上で、模型とVRを組み合わせたタンジブルインターフェースを活用した住民参加型のまちづくりの検討を行う。住民が主体的に参加することで、コミュニティの重要性を維持しつつ、デジタル技術の恩恵を活用できる持続可能な都市づくりを推進する。


㉔ 近くに人がいれば、コミュニティが生まれるとの発想に違和感があります。さらに、デジタル技術の利便性により、人との触れ合いが希薄になるという仕組みなのに、人口密度を上げるという原因とミスマッチな手段を示していると考えます。
㉕ ㉔と同様。


4.必要な要件と留意点
(1)技術者倫理の観点
業務にあたっては、公衆の安全・健康・福利を最優先とする。DX化にあたり、必要な法令やガイドラインを遵守し、情報技術を取り扱う上での継続的な倫理教育やCPDによる資質の向上を図る事に留意する。
(2)社会の持続性の観点 
 業務にあたっては、環境の保全を最優先とする。DX化にあたり、電力消費量を計算し可視化することでCo2排出量を把握する等、CN社会の構築に貢献することに留意する。      以上


㉖ 倫理教育とは、誰が誰に行うのですか。これは、あなたが業務を遂行する上で留意することですよ。また、情報技術を取り扱う上でのCPDによる資質の向上とは一体どのような行動なのでしょうか。
㉗ 前述もそうでしたが、要件を聞かれているので、これを明確にしましょう。また、環境の保全を最優先にしてよいのでしょうか。業務の目的が達成できなくなる可能性があります。前述の通り、要件として記述すればよいでしょう。→「社会の持続性の観点では、環境保全が要件である」
㉘ 留意事項は細かな方法論が書いてありますが、社会の持続性の観点においては、SDGG’sに触れるのが鉄板です。よかったら検討してみてください。

「地方創生2.0」チェックバック①

1.多面的な観点と課題
(1)いかにスマートシティを推進するか
 近年、東京への一極集中化に伴う地方都市の過疎化により地方の労働力が低下しつある。これにより、公共サービスの提供やインフラ管理等が行き届かない可能性があるそのため、データの活用やIoT技術の導入により、限られた労働力の中でも効率的な都市運営を推進することが重要である。よって、持続性の観点からスマートシティの推進が課題である。


① 可能性ではなく、問題点として述べた方が良いでしょう。→「行き届かないことが懸念される」
② なぜデータの活用やIoT技術の導入なのかを説明する必要があります。また、「限られた労働力の中でも効率的な都市運営」という表現に違和感があります。労働力が限られているから、効率化を果たすのではありませんか。→「限られた労働力で地方都市を維持するためには、近年急速に発展するデジタル技術を活用し、効率的に都市を運営する必要がある」


(2)いかに交通空白を解消するか
 高齢化が顕著な地方では、日常生活を送るための移動手段として公共交通が不可欠である。しかし、利用者の減少を背景に、公共交通事業者の採算が確保できず、路線廃止や運航サービスの低下を招いている。そのため、公共交通手段を持たない地域に対し、生活に必要な移動手段を提供する必要がある。よって、くらしの観点から、交通空白の解消が課題である。

(3)いかに適正に土地を活用するか
 地方部では人口減少に伴う建築需要の低下等により低未利用地の拡大が進行している。これに伴う都市機能の低下は、住民生活に様々な悪影響を及ぼす。そのため、低未利用地や遊休施設の利用を促進する等、遊休資産や既存ストックを有効に活用することが重要である。よって、土地利用の観点から適正な土地の活用が課題である。


③ 建物そのものの需要ではなく、開発需要の低下や不動産市場の低迷などが根幹の要因ではないでしょうか。
④ 低未利用地化と都市機能の低下が直接的に結び付かないと思います。少し具体化すると分かりやすくなると思います。→「これにより、経済活動の縮小やインフラ維持コストの増加を招くなど、住民生活に様々な悪影響を及ぼす」
⑤ これができないから低未利用地が拡大しているのではありませんか。また、前半と後半は結局のところ同じことを言っているようにも見えます。もう一歩踏み込んだ必要性、着眼点が必要です。→「都市の緑化や歩いきやすい移動空間等を創出し、遊休資産や既存ストックの活用を促すことが重要である」
⑥ ⑤の修正を踏まえると、「都市の魅力を向上させる良好な都市環境の形成が課題」


2.最も重要な課題と解決策
 都市の最適化により、人口減少下でも効率的な都市運営が推進できるため「いかにスマートシティを推進するか」を最重要課題とし、以下に解決策を述べる。


⑦ これは課題の中ですでに述べられていることであり、スマートシティの効果・必要性を説明しているにすぎません。最も重要と考えた理由を書きましょう。デジタル技術は今後も発展するポテンシャルがある、効率化は共通した課題であるなど相対評価(他より優れている点)を書きましょう。


(1)ドローン航路
 移動が困難な中山間地域でも安定した物資輸送を実現するため、ドローン航路を整備する。整備にあたり、河川上空等を航路とし落下被害リスクを最小限にする。併せて、陸空のモビリティが荷物の積替ができるターミナル2.0を整備する。航路の整備により、気象や電波等の上空情報の収集やアクセス困難な送配電設備のインフラ点検等、分野横断的な活用も期待できる。


⑧ 助詞「が」が連発しています。→「陸空のモビリティが荷物の積替を行う拠点として」
⑨ 情報収集の目的が分かりません。もう少し分かりやすいところで言うと「災害時の物資輸送の迅速化」といったことが考えられます。


(2)IoTの活用
 働き手や担い手が減少する中でも地域の安全を確保するため、IoTを活用した防災対策を行う。例えば、水路や河川に水位計を設置して水流を管理し、センサから得られるデータを収集することで、河川の氾濫を監視する。センサからの通信については、光ファイバー網を整備した上でLPWAを用いることで、通信による消費電力を抑え長期利用を可能にする


⑩ 水流は管理できません。「監視」ではありませんか。
⑪ こちらは、監視し収集したデータを使って、「予測」するのではありませんか。
⑫ もう一つの特徴である広範囲の通信が可能になる点もあると良いと思います。


(3)3D都市モデル
 建物や土地利用データを活用し、都市を分析する。例えば、公共交通の再編の検討時では、LOD1が保持する建築用途や土地利用情報を踏まえ、交通モードの変更に伴う人口の変化を算出する。これに基づき、必要な建物床需要の変化をシミュレートする


⑬ 見出しは3D都市モデルとありますが、内容と不整合であるように見えます。また、都市を分析するでは何を分析するのか、なぜ分析するのか分かりません。例示があるにせよ説明不足です。
⑭ 3D都市モデルの説明もなしにいきなり、LODの階層を説明し始めても唐突です。
⑮ 公共交通の再編であれば、交通需要モデルや四段階推定法を用いて交通需要の変化を把握するなら分かりますが、人口の変化を把握する意図・目的が分かりません。このため、なぜ3D都市モデル(建築用途や土地利用情報)が必要なのかも分かりません。
⑯ ⑮と同様、シミュレートの目的が分かりません。


3.新たなリスクと対応策
 複数のシステムの導入により、セキュリティ対策が異なりランサムウェアによる都市機能の停止リスクが高まる。また、大地震によるデータセンターの破損など、データ喪失のリスクも生じる。
 対応策として、扱うデータは定期的にバックアップを行い、オフラインストレージ等多様な保存先に分散補完する。また、定期的にデジタルフォレンジックを実施し、機器に残る記録の収集・分析を行う。データセンターについては、耐震・免振化を推進し、データや機器を安全に保管・運用できる体制とする


⑰ リスクの発生は、「セキュリティ対策が異なる」ことを要因としている記述であるにもかかわらず、この要因に対する対応になっていないのではありませんか。また、ランサムウェアの攻撃なのにバックアップというのも釈然としません。


4.必要な要件と留意点
技術者倫理の観点
公衆の安全・健康・福利を最優先とすることが要件である。DX化にあたり、情報技術を取り扱う上での必要な法令やガイドラインを遵守する。工期やコストの制限に対し、優先するあまり不完全なシステムを構築することが無いよう留意する。


⑱ 表現がおかしいです。→「工期やコストを優先するあまり」


社会の持続性の観点
環境の保全を最優先とすることが要件である。DX化にあたり、再エネ電力を推進するなど、温室効果ガスの排出を抑制する。また、電力消費量を算出し可視化することでCo2排出量を把握するなど、CN社会の構築に貢献することに留意する。   以上


⑲ 算出すれば排出量は把握できます。可視化は別の目的ではありませんか。

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