緊急速報!?都市計画と道路は要チェック
【 技術士 二次試験対策 】
自転車が熱い
2026年、自転車活用推進法が施行から10年を迎えました。 これに合わせて、国では「第3次自転車活用推進計画」(2026年5月閣議決定)が策定され、2030年度までの新たなビジョンと5つの目標が示されています(計画はコチラ)。
さらに、2024〜2026年にかけて国交省の委員会・審議会では、自転車政策に関する議論が急速に活発化しました。道路分科会、ナショナルサイクルルート審査委員会、有識者会議など、複数の場で新たな施策が検討され、次期計画の強化措置案として、ICT活用、駐輪場基準見直し、シェアサイクルAPI標準化、サイクルトレイン促進などが提示されています。
これらの動きは、技術士試験の典型的な出題条件である 「制度改定」「新ガイドライン」「新技術」「社会要請」 に完全に合致しています。
そのため、2026年度(令和8年度)の技術士二次試験では、自転車政策が道路部門・都市及び地方計画部門の選択科目Ⅱ・Ⅲで出題される可能性が高いと考えられます。
本記事では、最新の政策動向を踏まえ、出題背景から部門別の想定テーマ、押さえておくべき資料まで、技術士受験者が知っておくべきポイントを体系的に解説します。
出題背景
■ 第3次自転車活用推進計画(2026年5月閣議決定)
2026年5月、国は第3次自転車活用推進計画を閣議決定しました。 2030年度までの新ビジョンと5つの目標が設定され、以下の重点施策が示されています。
- 自転車通行空間の計画的整備
- 交差点事故の大幅削減
- シェアサイクルの広域連携(API標準化)
- 駐輪場の質・量の確保
- 公共交通との連携強化
- サイクルツーリズムの推進
- 脱炭素・健康まちづくりとの統合
これらは、道路部門・都市計画部門の論文テーマとして非常に扱いやすい内容です。
■ 国交省の委員会・審議会での議論が活発化(2024〜2026)
- 道路分科会
- ナショナルサイクルルート審査委員会
- 自転車活用推進有識者会議
- 交通政策審議会の関連部会
これらの場で、自転車政策の強化が繰り返し議論されており、技術士試験の出題者が参照する可能性が高い資料が多数存在します。
■ 次期計画の強化措置案(2025〜2026)
特に注目すべきは、次期計画の強化措置案として提示された以下の施策です。
- ICT活用(プローブデータ、AI信号制御)
- 駐輪場基準の見直し(電動アシスト・カーゴバイク対応)
- シェアサイクルAPI標準化
- サイクルトレイン促進(予約・決済連携)
- ナショナルサイクルルートの拡充
これらは、技術士試験の「新技術」「新制度」「社会課題」と完全に一致します。
道路部門(選択科目Ⅱ・Ⅲ)
道路部門は、自転車政策との親和性が最も高い分野です。 道路空間再配分、自転車通行空間整備、交差点安全対策など、道路管理者が直接関与するテーマが多く、出題可能性は極めて高いといえます。
◆ 道路部門:想定テーマ(Ⅱ-1:知識問題)
● 自転車通行空間の計画的整備の考え方
- 「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」改定点(2026)
- 車道混在・自転車道・自転車専用通行帯の使い分け
- 自転車道の連続性確保
- 交差点部の安全確保(信号・標識の分離運用)
POINT: ガイドライン改定はⅡ-2で最も出題されやすい。
● 道路空間再配分の手順と留意点
- 既存道路の幅員再配分
- 車線削減(ロードダイエット)
- 歩行者・自転車中心の道路空間(ほこみち等)との連携
- 合意形成のプロセス
● 駐輪場整備と違法駐輪対策
- サイクルラック基準見直し(多様な自転車対応)
- 駅周辺の駐輪場整備
- 鉄道事業者の協力義務(自転車法第5条)
- シェアサイクルポートの共用化
● ITS・ICTを活用した自転車安全対策
- 自転車プローブデータ活用
- 自転車×自動車事故削減のITS技術
- AI信号制御
- 危険地点の可視化
◆ 道路部門:想定テーマ(Ⅲ:論文)
● 道路空間再配分を通じた自転車通行空間整備の課題と対策
● 自転車と自動車の事故削減に向けたITS活用策
● 生活道路におけるゾーン30/ゾーン30プラスの整備と自転車安全
● ナショナルサイクルルートを活用した地域活性化と道路管理者の役割
都市及び地方計画部門(選択科目Ⅱ・Ⅲ)
都市計画部門では、自転車は「都市交通」「公共交通」「まちづくり」「脱炭素」の文脈で扱われます。 道路部門に次いで出題可能性が高い分野です。
◆ 都市計画:想定テーマ(Ⅱ-1)
● 地方版自転車活用推進計画の策定と都市計画との連携
- 手引き改定(2025〜2026)
- 都市計画マスタープランとの整合
- コンパクト・プラス・ネットワークとの連携
● 自転車と公共交通の連携(モビリティハブ)
- シェアサイクルAPI標準化
- ポート共用化
- サイクルトレインの普及促進(予約・決済連携)
● 自転車を活用した脱炭素・健康まちづくり
- デコ活(脱炭素)との連携
- 健康長寿施策との統合(第3次計画の5目標)
● 観光まちづくりとサイクルツーリズム
- ナショナルサイクルルート制度の強化
- 地域経済への波及効果
◆ 都市計画:想定テーマ(Ⅲ)
● 自転車と公共交通の連携による地域モビリティ再構築
● 自転車活用による脱炭素型都市構造の実現
● 観光地域づくりにおけるサイクルツーリズムの位置づけと課題
● 歩行者中心のまちづくりと自転車ネットワークの統合
技術士受験者が押さえておくべき資料(必読)
以下は、出題者が参照する可能性が高い資料です。
- 第3次自転車活用推進計画(2026)
- 安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン(2026改定)
- 地方版自転車活用推進計画策定の手引き(2025〜2026)
- 道路構造令・道路法関連資料
- 交通政策審議会答申(都市交通関連)
- ナショナルサイクルルート制度関連資料
- デコ活(脱炭素)関連資料
これらを押さえておくことで、Ⅱ-1・Ⅱ-2・Ⅲのすべてに対応できます。
2026年は「自転車政策」が重要テーマ
自転車活用推進法10年、第3次計画の策定、国交省審議会の活発化など、 2026年は自転車政策が大きく動いた年です。
そのため、技術士試験では以下の部門で出題される可能性が極めて高いです。
- 道路部門(Ⅱ・Ⅲ)
- 都市及び地方計画部門(Ⅱ・Ⅲ)
特に、 道路空間再配分、公共交通連携、ITS活用、駐輪場整備、サイクルツーリズム は、出題の本命テーマといえます。

