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技術士 二次試験対策 予想問題 待望の第2弾をお届けします!

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「働き方改革」

【 技術士 二次試験対策 】

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必須科目ⅠはGXとコレ

先日の予告通り、予想問題をお届けします。予想問題を作成しその論文を作成するフェーズに入ったことは、以前の投稿でお伝えした通りです。そこで、重要になるが予想問題の質です。当然に予想が当たれば、試験の 難易度 は下がりますので、ここをいかに考えるかが準備において重要になります。

予想を行ううえで、重要な要素は現在の社会がおかれている状況です。つまりは、時事問題が問題になるケースが多いです、令和5年度は、関東大震災100周年という節目の年を迎え、巨大地震がテーマになりました。また、令和3年度は、都市及び地方計画の選択科目でしたが、新型コロナウイルス関連が出題されました。

このように、出題傾向と時事問題は切っても切り離せない関係にあります。では、2024年度の時事問題は何かと問われると真っ先に思いつくのが、2024年問題です(詳細の内容は過去投稿参照)。簡単にいうと時間外労働規制の見直しに伴い発生する問題を言います。これにより、建設する力が落ちてしまいますが、やらなければならないインフラ事業は減少してくれませんので、問題となるわけです。

この問題に端を発する形で、「働き方改革(生産性の向上)」が問われるのではないかと予想しています。そこでリアル予想問題第2弾は、このテーマについてお届けします。

予想の理由

予想した最大の理由は、前述のとおり令和6年4月に時間外労働上限規制の適用がされること(2024年問題)につきます。それだけかとの不安の声が聞こえてきますので、その他の理由について、見ていきましょう。

【理由1】中建審・社整審基本問題小委員会において、~担い手確保の取組を加速し、持続可能な建設業を目指して~と題して中間とりまとめがなされいること(令和5年9月)

技術士 二次試験対策 ~担い手確保の取組を加速し、持続可能な建設業を目指して~

【理由2】国の令和6年度予算の「基本的な考え」において、働き方改革等の推進とハッキリ明記されていること(国の令和6年度予算)、しかもコラム1ページにもわたって解説(このほかにも物流バージョンの2024問題もあります)

技術士 二次試験対策 令和6年度予算資料

※ 令和6年度予算では、 以下の項目を3本柱としています。
・国民の安全・安心の確保
・持続的な経済成長の実現 ←働き方改革はコレ
・個性をいかした地域づくりと分散型国づくり の3点を柱に、

リアル予想問題2024

令和6年度技術士第二次試験問題 [建設部門]

9 建設部門【必須科目Ⅰ】

Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び回答せよ。(解答問題番号を明記し、答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

 Ⅰ-1 平成31年4月施行の改正労働基準法により、令和6年4月から建設業においても罰則付き時間外労働上限規制の適用がされたところである。さらに、令和元年6月成立の新・担い手3法では、著しく短い工期による請負契約の締結の禁止が規定され、令和2年7月に中央建設業審議会において「工期に関する基準」が作成・勧告されている。このように、時間外労働規制等に適切に対応しつつ、適正な請負代金・工期が確保された請負契約の下で、適切に建設工事が実施される環境づくりが欠かせない。
 また、建設業が持続的に発展していくためには、担い手の処遇改善や働き方改革の取組を推進していくことで、新規入職を促進し、将来の担い手の確保・育成を図っていく必要がある。さらに、働き方改革を推進していくと同時に、物的・人的両側面での生産性の向上を図っていくことは建設業界全体の発展にとって不可欠である。
 他産業と比較しても働きやすく、また、魅力的な勤務環境づくりを果たし、建設業の持続的な発展を実現するため、以下の問いに答えよ。

 (1)建設業の働き方改革を推進するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。

 (2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。

 (3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。

 (4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。

問題の留意点

それでは、問題の読み方を解説していきます。本番と同じという訳にはいきませんが、注意するポイントさえ分かってしまえば、あとは同じですからね。

留意点①
問題文には、二つの法律(厳密には4つ)が示されています。労働基準法新・担い手3法(品確法、建設業法、入契法)です。これらに関連した課題設定や解決策が求められているものと考えられます。

留意点②
さらに読み進めると、処遇改善働き方改革の取組とありますので、留意点①同様この2つに関する事項も記述すれば得点アップにつながると推測できます。

留意点③
これから問題に対してのとるべき行動まで書いてあります。背景後半部分にある生産性の向上がそれにあたります。なんともヒント多めの問題です(やりすぎたか!?)。この件についても忘れずに言及するのが肝要です。ヒントは最大限に生かす!!!これ結構重要です。

留意点④
(1)~(4)の問題項目の直前にある1~2行には、必ず条件や解答の目的が示されています。今回のケースでいうと、「働きやすく、また、魅力的な勤務環境づくりを果たし、建設業の持続的な発展を実現するため」の部分がそれに当たります。表現としては、「○○のため」、「○○を踏まえ」といった箇所は必ずチェックし、解答に反映しましょう。

留意点⑤(再掲)
言わずもがなですが、(1)の「○○に当たり」が題意です。これに関する課題や解決策となるよう論文作成します。この題意は、書き進めるうちに見失ってしまうので、書いている途中においても、時折確認することをお勧めします。※論点ズレを起こさないように頭に叩き込んでください

留意点⑥(再掲)
「最も重要と考える」とありますので、考えた理由を添えるとより良い解答になります。この時の理由は、3つの課題の相対評価とすべきです。例えば、3つの中で最も安価、最も効果が高い、最も迅速に対応可能などが挙げられます。また、この理由は短くすることが肝心です(理由の根拠は解決策を読めば分かるはずといったスタンスでOK)。

留意点⑦(再掲)
ここも良く間違えてしまうトラップです。解決策を実行しても生じうるリスクとあるので、初めから想定されるリスクや、解決策がうまくいかなかった場合のリスクなどは解答になりません。解決策の弊害、副作用といった視点で新たなリスクを設定する必要があります。

参考とすべき資料

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