論文作成手順をマスターしよう
【 技術士 二次試験対策 】
技術士論文作成フロー
(1)論文テーマの決定
まず最初の行動は、論文テーマを決めることです。これは、初動にして最も重要なタスクと言えます。この選定したテーマが出題されれば、合格への難易度は一気に低下します。しかし、予知能力があるわけでもなく、未来の問題が分かる人は存在しません。ただし、諦めてはいけません。ヒントは、多く存在しています。
そのうちの一つが白書です。これを分析すると出題傾向が把握できます。みなさんに代わって本サイトで分析していますのでテーマ選定の参考にしてください。
<国土交通白書2023の頻出ワードを分析>
https://gijutushi-index.com/2512/
そして、もう一つが審議会等の議題です。審議会では、国が抱える課題を解決するための議論を行う場で、過去問においても審議会で議論された内容が多く出題されています。まさに、予想問題を作成するなら、審議会からが鉄則です。
<審議会等の議題から \ 予想 / >
https://gijutushi-index.com/1968/
それでも予想できないという人は、もういくつかのテーマに絞っています。さらに、ランキング形式で解説していますので、上から順番に論文を書いていきましょう。
<過去問整理とR6予想問題>
必須科目Ⅰ(建設部門)
https://gijutushi-index.com/2638/
選択科目Ⅱー1(都市及び地方計画)
https://gijutushi-index.com/2703/
選択科目Ⅱー2
Coming Soon
選択科目Ⅲ
Coming Soon
テーマだけじゃ論文書けない・・・という初心者向けのコンテンツもあります!!当日の問題をリアルに再現した予想問題も用意してます。慣れるまではこちらから取り組むと良いでしょう。今後も、リアル予想問題を公開していきます。乞うご期待!
<リアル予想問題>
第1弾 まちづくりGX
https://gijutushi-index.com/2150/
第2弾 働き方改革
https://gijutushi-index.com/2298/
第3弾 二地域居住
https://gijutushi-index.com/2462/
(2)骨子の作成
Point
次は、骨子の作成を行います。このステップは、省略されている人も多くいるのではないでしょうか?はやる気持ちを抑えて、骨子を書いてから論文を書く練習をしましょう。骨子は、どのように論文を構成するか考えを整理するための行動です。
良い論文を書く上必要な行動であるとともに、この考えるという行動が非常に重要な意味を持ちます。考えが伴わなければ単なる作業であり、予想が当たって丸暗記した問題が出て技術士になれたとしても、なった後に苦労することが目に見えます。
本番で予想外の問題が出ても、この骨子作成手順が身に付いていれば、諦めて席を立つようなことにはなりません(仕事でも役立ちますよ)。やはり、この考えるという行動を経て、問題解決能力を身に付け、技術士としてふさわしい能力を備えるべきです。
では、骨子はどうやって作ればいいのかという問題に直面します。
「安心してください!解説してますよ!」
<問題を解く前に骨子をつくろう!>
https://gijutushi-index.com/561/
<骨子の必要性>
https://gijutushi-index.com/2167/
<投稿者による骨子作成例>
https://gijutushi-index.com/2421/
(3)論文作成
ここまでやって、いよいよ論文を書き始めることができます。慣れないうちは、ここまで結構な時間を費やすと思いますが、慣れてしまえば1時間かかりません。さて、これだけ準備したのですから、スラスラかけると思います。しかし、そんな人ばかりではありませんよね。ピタッと筆が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな人にお勧めしたいのが、論文の型を体に覚えさせる方法です。合格できる論文の構成は、一定程度ルールがあると思ってください。では、そのルールとは何ですかということになります。次に示すひな型がその答えになります。
<難易度を下げる論文攻略のひな型公開 Part1>
https://gijutushi-index.com/1914/
<難易度を下げる論文攻略のひな型公開 Part2>
https://gijutushi-index.com/1933/
「ひな型で全体の構成は把握できたけど各項目で何をどんな風に書いたらいいのか分からないから、結局筆は止まったままだよ。」という人!もっと細かく、課題、解決策、リスク・要点それぞれ書き方、構成、順序、注意点などを余すとこなく解説した「解体新書シリーズ」を今すぐチェックしてみてください。初心者の人は、この解体新書を丸パクリしてテーマに合ったトピックを埋めていくだけで一定水準に達しますよ。迷ったらコレ!
<解体新書シリーズ第1弾 【課題編】>
https://gijutushi-index.com/2322/
<解体新書シリーズ第2弾 【解決編】>
https://gijutushi-index.com/2483/
<解体新書シリーズ第3弾 【リスク・要点編】>
https://gijutushi-index.com/2577/
(4)読み直し
Point
このタスクも、骨子作成と同様に重要です。この読み直しを繰り返すことで、セルフチェック能力が高まります。自分の書いた論文は、絶対に間違えているという気持ちで読むことが大切です。まさに、書いた論文に穴が空くほどがっちり見てください。慣れてくると読めば読むほどに間違いに気づくようになります。
このような状態になれば、もうかなりのセルフチェック能力が上がっていると言って良いでしょう。この能力が高まると、論文を書いている途中で間違いに気づくこともできます。初心者の人は、どこをチェックすれば良いのか分からない人も多いと思います。そんな人は、まずサイトタイトルの下にある「テクニック」ページを確認すると良いでしょう。
読み直しは、1回でおしまいという訳にはいきません。1回目は、どこかしこに間違いはあるもので、これを修正した後にもう一度見直しをします。修正した箇所が文章的におかしくなっていないか(特に主語述語の関係)、不整合(矛盾)していないかなどを再度チェックします。これで完璧!と思えるまで、修正を繰り返しましょう。
(5)修正
発見したミスの修正は、一筋縄ではいきません。修正作業をすると解答スペースが足りなくなったり、余剰スペースが生じたり不具合が出ます。接続詞を変えたり、別の言い方に変えたり、新しい事項を追加したりといった作業でこれらの不具合に対処します。これも本番に向けた準備と考えてください。本番で初めてこのような事態に陥ると、焦ってろくな文章になりません。このセルフチェックを繰り返せば、落ち着いて修正することができます。
修正はパソコンで作業をすれば、さほど作業時間はかかりませんが本番は手書きです。パソコンのように簡単に修正できないので、極力修正が小さい範囲になるよう工夫します。これは、実際に手を動かさないとコツが掴めないので、必ず修正作業は自ら行うようにしましょう。
(6)添削
自らの修正が完了し、完璧!と思えるようになったら、次は第3者に添削を依頼します。職場の技術士にお願いするのが最も効率的です。しかし、落ちたら恥ずかしいので、職場には内緒にして受験したい、そもそも職場に技術士がいないといった人は、本サイトをご利用いただけると嬉しいです。
本サイトの添削サービスは、サイト公開、サイト非公開とどちらも選択できます。サイト公開は、お求めやすい価格設定になっています。まずは、BASEの販売サイトをチェックして見てください。
技術士-IndexのECサイトは、以下のURLとなります。
https://gindex.base.shop
(7)修正
Point
添削結果が戻ってきたら、早速指摘事項をチェックします。どこを間違えたのかを確認するのは当然ですが、自分にどんな癖があるのか(間違えるパターン)を分析しましょう。分析は、添削前に行ったセルフチェックと添削結果を比較すると良いでしょう。注意すべき点を増やして、セルフチェック能力を高めます。
その後、間違いを防ぐための戦略を考えます。例えば、注意点をまとめて論文を書く前に見る、セルフチェック時に指摘された癖がでていないか確認する、文を極力短くする等が考えられます。ご自身に合った方法を適用してください。
これらの指摘事項のチェックが終わったら、修正作業を行います。単純に指摘されたところを書き直すことになりますが、これだけでは十分ではありません。修正した後にもう一度見直しをします。添削前に行ったセルフチェックをこのステップでも必ず行いましょう。自分で考えるプロセスが多ければ多いほど、実力がメキメキと付きます。
特に修正後は、構文がおかしくなったり、文脈が通らなかったりと不具合が頻発します。また、一番恐ろしいのは、枝葉を修正すると幹がおかしくなるケースがあります。つまり、論点ズレを起こすことです。修正作業に集中するあまり、問われていることと関係ない方向にどんどんズレだす現象が発生します。「あれ何聞かれてるんだっけ」という意識を常に持ち、ちょくちょく問題を読み返すと良いでしょう。
慣れないうちは、誤字脱字でもOKです。自分で見直すことを習慣化しましょう。
(8)論文完成
添削した指摘を修正したら、再度、添削を受けると良いでしょう。2回目の添削で大きな指摘を受けなかったら、論文は完成です(小さい指摘は修正して終わり)。最初のうちは、2回目の添削でも真っ赤になることは、珍しいことではありません。
セルフチェック能力が高まると、添削は1度で済むようになりますので、こうなったら論文を大量生産するだけです。ここに至るまでは、結構時間がかかるので焦らず、一つの論文に時間をかけることをお勧めします(合格レベルにない論文をいくら作成しても全く意味はありません)。
(9)読み返し
完成した論文は、繰り返し読みましょう。合格レベルの構成を体に叩き込み、考えないでも書ける状態に持っていきます。もちろん、完成論文は日々増えていくので、読み返しも時間がかかります。しかし、読むことはいつでもどこでもできますので、移動時間、ちょっとした休憩時間などを活用して読み込みましょう。